ガンダムW
1645話
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それに、シェンロンガンダムを圧倒した者の身体能力を、多少であっても味わう事が出来たのは有益だった」
そう言い、痛そうな様子を消して笑みを浮かべる。
中々性格がいいと言うべきか、それともいい性格をしていると言うべきか。
どちらにせよ、老師Oが5人の科学者の1人だというのは間違いのない事実だ。
であれば、油断する訳にもいかないだろう。
「そうか。そっちが満足してくれてたのなら、こっちも嬉しい。俺もあんたがシャドウミラーに合流してくれると嬉しいんだがな。どうだ?」
「ふーむ……そうだな。取りあえずその辺りの正式な答えはもう少し待って欲しい。だが、暫くはシャドウミラーと行動を共にさせて貰おうと思っているから、よろしく頼む」
そう告げる老師Oに、俺は頷きだけを返す。
正直なところ、ホワイトスターに連絡を取れるようになれば老師Oを含めてガンダムの開発者達は俺達から離れていくことが決定している。
であれば、シャドウミラーとして最後まで一緒にいなくても、一時的な協力さえ出来れば満足しておいた方がいい。
アルトロンガンダムを作れればそれでOKという認識でいた方がいいだろう。
「後は、デュオがもう1人のガンダムの開発者を連れてきてくれれば、大分助かるんだがな」
「ほう? デュオというのは、ステルス性能が高いガンダムだったな? では、プロフェッサーGか。……奴の性格を考えれば、そう簡単に力を貸すとは思えんがな」
元同僚だけあって、どうやら老師OはプロフェッサーGについても詳しいらしい。
まぁ、こっちとしては、デスサイズヘルにしておいた方がいいのは間違いないので、可能な限り連れてきて欲しい。
それにウイングゼロの件もあるし、ピースミリオンの件もある。
……ぶっちゃけ、5人の科学者の中で一番重要なのはプロフェッサーGなんだよな。
H教授も重要な人物だったが、ウイングゼロの設計データを入手した以上、もうそこまで重要ではない。
いや、勿論この世界では優れた科学者であるのは間違いない以上、いればいたで非常に助かるのは事実なんだが。
「でも、五飛のコロニーの方が遠かったのに、帰ってくるのはデュオの方が遅いんだな」
老師Oと俺の話が一段落したと思ったのだろう。綾子が肩を竦めながら、そう告げる。
「ふふっ、デュオは五飛と違って2人で里帰りしたんだもの。2人でイチャついてるんでしょ」
少し呆れたような……いや、羨ましそうな、か?
そんな表情を浮かべた凛。
いや、一応俺達も2人だけでデートとかしてるんだけどな。
それでも羨ましそうな表情なのは、俺と一緒にデートをしたのは1回だけであり、それに対してデュオとヒルデはこのD-120コロニーに帰ってくるまでは思う存分イチャつけるという
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