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第五章
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しな」
「そっちで入るんだな」
「ああ、それで俺も先生になるさ」 
 香奈恵と同じ仕事を選ぶというのだ。
「体育教師になるからな」
「で、そこでも香奈恵ちゃんと一緒か」
「一緒にいるんだな」
「そうさ。そうするからな」
 強い声でだ。彼は言った。
「俺はやるぜ。絶対に離れるもんか」
 彼のその言葉を聞いてだ。香奈恵自身もだ。
 ほっとした様な微笑みになってだ。こう周囲に漏らした。彼女も周りに受け入れられて多くノ友人を持っていた。その彼女達に話したのである。
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