第6章 『八神はやて』
第51話 ハヤテのごとく!
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ロストロギア『聖王のゆりかご』(例えるならば、宇宙戦艦ヤマトみたいな決戦兵器)とガチンコ勝負を繰り広げたハヤテは、まさに英雄に相応しかっただろう。
その姿を見たユーノは、ファザコンでさえなければなあ……と、高町なのは、フェイト・T・ハラオウンと一緒に残念がっていた。
義姉たちリーゼ姉妹は、ファザコン対策として、譲渡されていたものの、あまり効果はなかったらしい。
ちなみに、聖王のゆりかごは、結局ハヤテが単騎で撃沈した。これには、スカリエッティも苦笑い。眼鏡は犠牲になったのだ……。
二つ名も歩くロストロギアから、ロストロギア・オブ・ロストロギアへと進化した。負けず嫌いなエース・オブ・エースな白い魔王も張り合っている。史実のように撃墜されていない魔王さんもまた、パワーアップしていた。
二人の戦闘訓練によって、毎回訓練用の管理外世界が廃墟と化しているらしい。
クロノ・ハラオウン曰く「怪獣大決戦」
……あと、規格外二人に追いつこうと、涙ぐましい努力を続ける親友の執務官さんがいたとかいないとか。
◆
とある海外のイベント会場にて。
そこは、海外では最大規模のコスプレイベントだった。西洋系のキャラクターは、やはり西洋人が仮装すると様になっている。日本からきたコスプレイヤーも、負けじと和装で対抗していた。
――つまり、とてもレベルが高かった。
その中でもひときわ目立つのは、魔法少女リリカルなのはの主人公「八神はやて」のコスプレだった。
あまりの出来のよさに、人だかりができている。そのうえ、そのコスプレイヤーは英語にも堪能であり、大いにその一角は盛り上がっていた。
英語力を生かし、広報としても活躍する「彼」は、まさにスターといえよう。
後日、インターネットで配信された姿に魅了されたものは多く、大いに知名度を上げたらしい。リアル男の娘に悶絶する人間が多かったそうな。
彼――八神はやての快進撃の幕開けだった。
◆
――――世界は、いつだって…こんなはずじゃないことばっかりだよ!
――――私は、貴女の娘です!
――――それでも、私は行くわ。アルハザードへ。全てをアリシアとやり直すのよ。
夢を見ていた。
笑顔のアリシアと暮らす夢。
魔道炉の暴走でアリシアが死に、絶望に打ちひしがれた夢。
死者蘇生の方法を探して、研究を重ねる夢。
プロジェクトFにより生まれた「人形」と会話した夢。
そして……
「私は、アリシアとともに、アルハザードへ旅立った」
呟き、目が覚める。思考がかすむ。頭が重い。ここは、どこだ。自分は、死んだのか。死後の世界ならば、アリシアと会えるの
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