ガンダムW
1644話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
まぁ、その一定のというのが、このW世界では結構高いんだが。
ともあれ、トーラスとトールギスではその挙動も色々と違う為、綾子が一番適任なのは間違いない。
これで綾子を相手に幾らか善戦出来るようになれば、俺や五飛、デュオといった面子との模擬戦も加えていいのかもしれないが。
「ま、綾子なら問題ないだろ。連合宇宙軍が戦いに前向きになってくれるのは、こっちとしてもありがたいし」
「……それはいいけど、綾子にお土産くらい買っていった方がいいわよ?」
「そう言えばそうだな。……で、どんなのがいい?」
「馬鹿ね。それくらい自分で考えなさいよ。そもそもの話、プレゼントを貰うなら私が選んだ物より、アクセルが選んだ物の方が喜んでくれるでしょ?」
「そう言われてもな。……うーん、無難な線だと花とかか?」
「もう少しアクセルらしいのを選んだ方がいいと思うけど?
「うーん……食べ物?」
「それもアクセルらしいと言えばらしいけど」
何故か……いや、当然のように苦笑を浮かべる凛に付き合って貰いながら、俺は綾子へのお土産を探していく。
「あ、これはどうだ?」
俺が見つけたのは、近くにある店に飾られていたブレスレット。
そこまで高価そうには見えないが、シンプルだからこそ綾子には似合っているような気がする。
綾子は身につけるアクセサリの類はあまりないし、もしあってもそこまでゴテっとしたものは似合わないし。
「うん、これならいいんじゃない? 綾子にも似合いそうだし」
凛の合格も貰い、その店でブレスレットを買う。
……何故か、綾子のお土産だけじゃなく、凛の分も買う事になってしまったが。
金には困ってないので、その辺は問題ない。
それこそ、空間倉庫の中に入ってるデルマイユの持ち物を売れば金に困る事はないし。
というか、ぶっちゃけデルマイユの何かをプレゼントすれば……いや、綾子が絵画とか貰っても困るだけか。
そもそも、飾るような場所もないしな。
MS輸送機の客室とか? いや、それだと綾子個人に贈った意味がないしな。
ピースミリオンを入手して、正式にそこを拠点に出来たら部屋に飾ったりしてもいいだろうけど。
「あ、ねぇ、アクセル。あそこでちょっと甘い物でも食べていかない?」
凛の視線が向けられたのは、1つの喫茶店。
見た感じでは、雰囲気はいいように見える。
少なくても、俺の目から見た限りでは、だが。
元々この手の店に対する審美眼……いや、見極めに関しては、俺よりも凛の方が上だ。
正確には、俺よりも凛を含めて恋人達の方が上と表現する方が正しい。
そう考えれば、凛の目で合格だったのならその辺り心配する必要はないだろう。
「分かった。ちょっと腹も減ってきたし、何か食って
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ