第3章 リーザス陥落
第96話 悪魔回廊再び
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から仕方がないとも言えるが。
そして、ランスにも聞こえた様だ。
「がはは。流石はオレ様の下僕だな。そこら辺のジジィとは訳が違う」
「面目次第もござらん……」
なかなか理解しないバレスをいじって遊んでいるランス。そしてランスの言質からユーリ自身の考えが間違えていない事を理解した。
それは兎も角、一先ず『誰が下僕だ』と言い返そうと思ったユーリだったが 自分よりもはるかに早くに反応して、否定する心強い仲間達がいるからユーリは口を噤んだ。
それを考えていた時間は示して約0.2秒。
「「誰がアンタの下僕よ!」」
そして期待に応えるかの様に、かなみと志津香が盛大に否定をしていた。
「思った通りの展開になったな……。それは兎も角 ランスの案でやってみるのも悪くないと思うな。……敵さんはそこまで頭がよさそうには思えない。切羽詰まってるからだとも思うが」
ユーリは、腕を組みながらそう考えていた。
今の現状で降伏を促してくる様な相手だ。確かに現時点では防がれた事実はあるのだが、まだ作戦を考えれば 諦めるのには早すぎるし、無謀な突進をし続けるのならまだしも、対策を練って攻めればこのまま負け続けるとも思えない。
明らかに自分達が攻められていると言う状況だというのに、ああ言う勧告がきた。
何処まで本気なのかはまだはっきりとはわからないのが現状だが、やってみる価値は十分にあると言えるだろう。これまでもランスの姑息……と言うのは置いといて、ランスの作戦は芯を穿つ事が多く、成果も出ているのだから。
「それで生け捕りする方向で……って、まだやってるのか?」
「がははは。下僕を下僕と言って何が悪いというのだ! オレ様はスーパーな戦士だからな。有能な下僕が集まるのは必然で、当然なのだ。いやぁ 全く仕様がないという事だ。そんな仕方がない事より、へっぽこなのと 短気なのを治したらどうだ? お前らは」
「やかましいわよ!!」
「うっさい!!」
子供染みた言い争いが続いていた。
一先ず、志津香の炎が炸裂する前にゴールデンハニー・捕獲作戦へとシフトチェンジをするのだった。
〜 悪魔回廊 〜
少々時間が掛かったが、一行は悪魔回廊にまで戻ってきた。
今回の場所に行く部隊として ランスは他力本願を遺憾なく発揮するだろう、と思っていたのだが、案外あっさりと自分自身も行く、と言ってついてきたのだ。
編成メンバーは女の子が殆どだからそれを考えれば仕方ないとも言える。
「うっひゃぁ、ひっさしぶりな気がするわねぇ〜♪ また、リターンデーモンたちとずっこんばっこんヤりたいわぁ。腰が動けれて 勃つ事が出来
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