暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic26-C聖王のゆりかご攻略戦〜Mothers And Daughter〜
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り降ろしで迎撃。ヴィヴィオは両手の魔力刃を頭上でクロスすることでフェイトちゃんの一撃を受け止めるけど・・・
「ぐっ・・・!」
足元が陥没するほどの衝撃をその身に受けた。壁から脱出した私は即座にビット4基を使って、ヴィヴィオに再度バインドを仕掛ける。フェイトちゃんは大きく後退して“ライオットザンバー”を上段に構えた。私も“レイジングハート”とビット4基をヴィヴィオへ向ける。
「あああああああああッ!!」
――臥薪嘗胆――
ヴィヴィオが吼えると、「っ!」さらに魔力量が増加した。肌に感じる圧倒的過ぎる魔力に、私とフェイトちゃんはデバイスを下げかけた。あまりの高濃度な魔力の防御膜。その防御膜を突破するための術はある。ルシル君から渡されたお手製カートリッジ。でもそれで防御を抜いた後のダメージがヴィヴィオにどれだけの負担になるかが判らない。攻撃に必要以上の魔力を回して、それでヴィヴィオの身に何かあった・・・なんて。
(一体どうすれば・・・)
そう考えてた時、「なのは!」って名前を呼ばれた。ハッとして、「なに・・・?」ヴィヴィオの様子がおかしい事に気が付いた。
「・・・??」
暴風のような魔力流が急速に収束して行って、S+ランク程度にまで弱まった。ヴィヴィオ自身も何が起きてるのか判らないみたいで、自分の体を見回してる。
≪駆動炉に異常発生、駆動炉に異常発生≫
玉座の間にベルカ語でそんなアナウンスが流れた。ということは「シスター達が・・・!」やってくれたんだ。異変はそれだけじゃなかった。ヴィヴィオが「うあ・・・あああ!」頭を抱えて苦しみ出した。
「「ヴィヴィオ!」」
「っ!?・・・なのはママ・・・フェイトママ・・・?」
ヴィヴィオの口から私たちの名前が出た。これってやっぱり洗脳が解けてるってこと・・・だよね。私たちが「ヴィヴィオ!」の元へ駆け寄ろうとしたら・・・
「ダメ・・・ダメ、来ないで!」
迎撃としての拳による打撃技を繰り出してきた。さっきまでの容赦無用の攻撃じゃないから、後ろに飛び退くことで容易く回避することが出来た。
「来ないで、ママ・・・! わたしの体なのに・・・止まらないの・・・!」
「洗脳が解かれただけじゃダメなの・・・?」
「おそらく、ヴィヴィオの体を急成長させた何か――たぶんレリックが関係してると思う」
ヴィヴィオはゆりかごを起動・運用する鍵の聖王として、そして今までのように本人が玉座を守る戦力・人造魔導師として、プライソンによって生み出された。ならフェイトちゃんの言うように“レリック”をどうにかしないと、ヴィヴィオを取り戻せない・・・ということに。
「直接プライソンを問い質したいところだけど、今はヴィヴィオを最優先しないと」
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