暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic26-C聖王のゆりかご攻略戦〜Mothers And Daughter〜
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門として、雷撃砲2発をヴィヴィオへと発射した。私とフェイトちゃんの計7発の砲撃が、床に片足を付けたばかりのヴィヴィオに着弾。玉座の間の3分の1程の大きさの魔力爆発が起きた。爆風に煽られるけど、空中姿勢を整えながら消費しきったマガジンを取り外して、新品のマガジンを装着しようとした時・・・

――電光石火――

無傷なままのヴィヴィオが爆煙を突破して来て、フェイトちゃんへ改めて突進した。カウンターとしての両手の“スティンガー”による十字斬撃を繰り出すフェイトちゃんに対して、ヴィヴィオは何もせずに突っ込んで行く。そして斬撃を両肩にまともに受けたヴィヴィオだったけど、大したダメージは入ってないようで・・・

――旭日昇天――

右手の平に展開していた魔力スフィアごと「がはっ・・・!」フェイトちゃんのお腹に打ち込んだ。防御も何も無い中での一撃に「フェイトちゃん!」は吹き飛ばされて、そのまま壁に叩き付けられた。ヴィヴィオが私を見上げて両膝を曲げたのが判ったから、急いでマガジンを装着してカートリッジも3発とロード。そしてヴィヴィオは私に向かって跳んだのを見計らって、ビット4基を利用しての「レストリクトロック!」を仕掛ける。

「・・・!」

ヴィヴィオの周囲をぐるりと回るビット4基の尾から伸びるバインドにヴィヴィオは拘束された。その間に『フェイトちゃん!』に念話を通すと、『大丈夫・・・、まだ墜ちてないよ・・・』苦しそうな声でそう返答してくれた。

『良かった。少し休んでて、フェイトちゃん。その間は私が何とかして、ヴィヴィオを抑えるから』

『私は大丈夫だよ、なのは。すぐに・・・ぅあ・・・』

壁にめり込んでたフェイトちゃんが床に降り立ったけど、両膝を折って床に四つん這いになった。やっぱりダメージが大きいんだ。右手に持ってた“スティンガー”を手放して、ヴィヴィオの一撃を受けたお腹を押さえてる。

「はああああああああッ!」

ヴィヴィオがバインドを力尽くで弾き飛ばして床に落下、そしてトンッと降り立った。その視線が行くのは立ち上り途中のフェイトちゃん。体の正面もフェイトちゃんに向けたヴィヴィオに、私は急降下して、「させない!」フェイトちゃんとヴィヴィオの間に降り立つ。

「ヴィヴィオ、止まって・・・お願い」

――勇猛果敢――

私の言葉に一切反応せずに両拳に魔力を付加したうえで、私たちのところへ歩いて来る。

「クリスタルケージ!」

ビット1基をヴィヴィオの頭上に配置して、四角錐型の結界を展開させてヴィヴィオを閉じ込める。ヴィヴィオが内面を何度も殴るけど、結界は割られることなくヴィヴィオの攻撃を耐えてくれた。その間に「フェイトちゃん!」の元に駆け寄って、立ち上がろうとしてたフェイトちゃんに肩を貸したところで・
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