艦娘とスイーツと提督と・18
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思うぞ?
「ちくしょ〜……あの青いの、いつか泣かす!」
「文句はいいつつも、食う事は食うのな」
「だってこのシュークリームに罪はないもん?美味しいし」
むぐむぐやりながら喋る瑞鶴。ほっぺにカスタード付いてんぞ。
「まぁ、スワンシュー作ってたら何かノッて来てな。他のも作ったんだよ」
「え、ホント?見せて見せて!」
《ウサギさんシュー》
普通に丸く焼き上げたシュークリームに、木の葉型に成形したチョコを2つ刺して耳に。チョコペンで顔を描けば完成。
「確かに可愛いけどさぁ……」
「何だよ?」
「なんで全部ショボーン(´・ω・`)顔?」
「え、可愛いだろ?」
「……このアンニュイさが否定できないわ」
《クマさんシュー》
こんがり焼き上げたクッキーシューに、白いクッキーを貼り付けて口の周りを表現。チョコペンで顔を描き、チョコチップか小さめのココアクッキーで耳を付ける。
「うーん、何というか……普通?」
「リアルな熊の顔描いてやろうか?」
「……提督さんならやりかねないから止めとくわ」
《ねずみシュー》
涙型に焼き上げたシュー生地の上にホワイトチョコでコーティング。チョコペンで顔、尻尾を描いたらコーンフレーク等で耳を付ける。
「なんか多摩が好きそう」
「猫扱いするとキレるぞ?あいつ」
「キレるとヤバそうだから黙っててね?」
「お、おぅ」
《わにシュー》
エクレアのように楕円形に焼き上げたシュー生地を半分に切り、中にクリームやフルーツをトッピング。上半分で蓋をして、クリームとチョコで目を付ける。
「ホント器用だよね提督さん」
「しかしこう、ワニが沢山並んでると叩きたくなるな」
「ワニ〇ニパニック?」
「それ以上いけない」
《ひよこシュー》
スフレで胴体を作り、その上にシュークリームを乗せる。チョコペンで目を書き、スライスアーモンド等で嘴や羽を付ければ完成。
「可愛すぎて食べられないんですけどこれ」
「そうか?」ユビサシ
「ん?」←妖精さんがひよこシューの頭からかじりついている
「容赦ないわぁ妖精さん」
「まぁ、甘い物と見ると見境ないからなぁ」
「う〜……食べすぎたかも」
「はいはい、少し休んどけ」
そう言ってソファに横に寝かせ、上着をかけてやる。
「あ〜……提督さんの温もり感じる♪」
「変態臭いぞお前」
「へ、変態じゃないもんっ!」
必死に顔を赤くして否定する瑞鶴だが、その顔はユルユルに弛んでいるあたり、当たらずも遠からずってトコか。
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