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転生とらぶる
1643話
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わってからすぐにここに戻ってきた訳ではない。
 X-18999コロニーの方で何か騒動が起きないかどうか……連合軍が占領するまで待ち、それからウィナー家が力を持つL4のコロニーに寄って、それからこうして連合宇宙軍の本拠地D-120コロニーに戻ってきたのだから。
 宇宙を移動するのにも、ある程度の日数が掛かっている以上、先に報告を入れておくのはおかしな話ではない……どころか、当然だった。

「そうか。ならいい。もっとも、バートン財団はMDを使えはするだろうが、OZから仕入れてるだけで、自分達で作るだけの技術力はないと思う。だとすれば、OZと比べると戦いやすい相手なのは間違いないな。……あくまでも多分、だけどな」

 勿論バートン財団にも相応の技術力はある。
 当然だろう。そもそもヘビーアームズを開発したのはバートン財団の後ろ盾あってこその話だ。
 当然その技術はある程度バートン財団に流れている。
 ……サーペントを見れば、その辺りは考えるまでもない。
 だが、それとこれとは別の話だ。
 ガンダムの開発者達が無人機を嫌悪している以上、その手の技術力はバートン財団にはない筈だ。
 無人機を評価していないガンダムの開発者達には、シャドウミラーの……メギロート、イルメヤ、カトンボ、ヤンマ……そして無人機というのとはちょっと違うが、量産型Wとシャドウを主戦力としている国のトップとしては、色々と思うところもある。
 だがまぁ、そのおかげで連合軍が不利にならないのだから、こっちとしても文句を言うつもりはないんだが。
 トールギスにウイングゼロ……そして、それぞれの機体。
 それらを作る事が出来た以上、ガンダムを開発した科学者達が無人機を作ろうと思えば作れた筈だ。
 いや、色々と専門分野とかがあるから、MDとは別の形になったかもしれないが……恐らくMDよりも高い性能を持った無人機が出来てもおかしくはない。
 それはOZが独自に開発したトーラスと、ドクターJ達が開発したビルゴ――正確にはヴァイエイトとメルクリウス――の性能差を考えても明らかだろう。
 そういう風に考えると、こちらとしては助かったと言うべきであり、文句を言う筋合いはない。

「それで、このコロニーに帰還する途中でL4宙域に寄ったらしいが、その理由を聞いても構わんか?」
「ああ。ちょっとウィナー家に用事があってな」
「……用事? もしよければ、その用事を聞かせて貰えないか?」

 さて、どう答えるべきか。
 今のところ、ウィナー家の一人息子がガンダムのパイロットだというのはシャドウミラー以外で知ってる者は殆どいない。
 連合軍も、OZに敵対しているという意味ではガンダムのパイロットを手に入れられるのであれば手に入れたいだろう。
 ガンダムとそのパイロットがどれだけ
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