第二章 Lost Heros
不日常
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消えない。
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「よ・・・っと!!」
「アぐっ!?こ、この野郎!!ってアダダダダダダ!!!」
「わかったわかった!!俺らが悪かった!!降参するからやめろって!!!」
どこかの次元世界で、理樹と真人と謙吾が、フェイト、ティアナと共に逃げていた犯罪者を捕まえていた。
いくつもの次元世界で悪事を働いていたらしいのだが・・・・・正直言ってこのメンバーで負ける気など皆無だった。
「ありがとね。おかげでこっちは楽できたわ」
「フッ、いいって事よ。またこの筋肉が必要になったら呼びな」
「いえ・・・筋肉はそんなに・・・・」
「く・・・この女顔野郎!!絶対今度ぶちのめしてやっからな!!」
「なにか・・・・言ったかい?」
「いっ!?・・・・・す、すみませんでした・・・・・」
「はぁ・・・・・」
「でも理樹のおかげであっちも油断してたから助かったよ。凄く似合ってたねあの・・・・」
「言わないで!!!」
「え?でも可愛かったよ?」
「あーあーあー!!きこえないーーーい!!!」
そんなこんなで暇なため、いろんな事件に手助けをしている「EARTH」メンバーだが、フェイト達のように「EARTH」登録とは別に所属している(と、いうか本来「EARTH」の方がついでみたいなものなんだが)者は、当然そちらの仕事もある。
それで理樹たちや一刀以下の武将たちはそちらをたまに手伝っているのだ。
「本当に・・・・大きな事は何も起こらないな・・・・」
「うう・・・そ、そうだね・・・・全部・・・舜が背負ったからなのかな・・・・?」
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そうした日常がまた、数日続いた。
そんなある日
「次元震?」
「いや、実際には次元空間でのものではないから・・・・時「空」震って言ったほうがいいのかもしれへん」
次元空間でもなく、世界そのものでもない、全くの別空間からの振動が計測されたそうだ。
とはいっても非常に微弱なもので、どこからなのかもわからないものだ。
たとえるのなら(たとえること自体難しいのだが)海の浸透を図っている振動計が、水族館のプールの波を観測したようなものだ。
ようはなんでこんなもの計測したのか、わからないのだ。
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