第二章 Lost Heros
その時世界で起こっていたこと
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しかし、ほとんどの者がそうだろう。
そして、彼らはそれに耐え、打ち勝ち、世界を生き抜いてきた。
だったら、それに耐えられるのがこの世界の主人公だ。
全ての者に、それをぶつけよう。
全ての世界の、全ての物語の、主人公たちが経験してきた喜怒哀楽を。
彼らは一度耐えた者。
ならば、今回も耐えたれるであろう者がこの世界の主人公だ。
ただし、世界に加減などない。
どんなにボロボロになっても、彼を世界のために戦いに駆り出して行ったように、「世界」を「自身」の存在を守り、確立させるためならばそこに感情を挟まない。そんな物はそもそもない。
28の世界―――実際には何度も行った世界があるので、30を超える物語。
その中での喜び、怒り、哀しみ、楽しみ――全てをぶつけようとしたのだ。
では、誰に試そうか?
ちょうどよく過去に、世界に繋がり、力を発揮したことが何度かあった。
WORLD LINK
だったらそこに名を連ねる人物は間違いなく「そういったもの」に耐えられる人物だ。
だからこそ、この世界に来た人物のみがあのリストにあった。
順番にやっては身構えられるかもしれない。
物語は突然なように、これもいきなり始めねば。
全員一斉にそれをのしかけなければ。
そうして、それを整えるのにかかった時間が蒔風の持っていた時計が示したカウントダウン。
彼はその話を、彼女から聞いたのだ。
もともとこの世界は「the days」だった。
その基盤になった世界の最主要だったからか、彼がその話を聞いても選別は行われなかった。
しかし、ほかの者が知れば、身構えられるだろうと思う世界は途中でも何でも選別を始める。
だから、誰にも言えなかった。
そうして、彼は仕事に取り掛かったのだ。
大ショッカーの跡から「破壊機構」を取り出し、該当人物をカードに封印して行った。
そこに封印しておけば、世界との関わりを断てる。
選別を免れる。
しかも、戻った時は五体満足だ。
皆戻る。
そうして起こったのが、今回の事件だった。
「じゃあ・・・・なんであんなひどいことをしたんだ・・・・・」
「あの破壊機構は敵意のない相手には封印を発動できないんです。かつてディケイドがライダートーナメントで戦った時は封印できませんでしたが、その後のライダー
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