第二章 Lost Heros
銀白VS電王&切札
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きく回避し、蒔風がジョーカーを無視して電王にゲイボルグを向け放つ。
ぎゅ・・・ォおおッ!!!
「ぬ・・・ハァッ!!」
ゴォッ!!
「な・・・回避しただと!?」
「世界は私を中心にまわっておるのだ。そんなもの、当たるわけがなかろう!!」
が、その槍は外れた。
今の電王はウイングフォームだ。
その元となるジークは自称するだけあってその幸運値は高い。
彼は驚くべきことに、その幸運のみを以って、ゲイボルグを回避したのだ・・・!!!
「く・・・・」
「まだ終わってねェぞ蒔風!!!」
ドゴォッ!!!
と、驚愕する蒔風に外れたためにまだそのエネルギーが拳に宿っていたジョーカーが、蒔風の腹部ど真ん中にそれを叩き込んだ。
蒔風が胃液を吐きだし、その身体からスパークを起こした。
見た目が全く変わってないが、今の彼はドーパントなのだ。そして更に言うならば、この状態で戦士の技がここまでまともにはいったことは今まで一度たりともない・・・・!!
「げ・・・ハッ!!!」
《Full Charge》
「覚悟せよ!!!フンッ!!」
そうして、そこに更にウイングフォームのフルチャージ「ロイヤルスマッシュ」を投げ放ち、それが蒔風の左の二の腕と右腿を切り裂いて行った。
まともに食らわなかったのは流石という他ないが、それでも機動は大きく奪われた。
蒔風が肩を抱えて膝をつく。
「う・・・がぁ・・・・」
《ジョーカー!!マキシマムドライブ!!!》
「ライダァ!!!」
「クッ・・・ォォオおオオオオ!!!!」
「キィック!!!!!」
ドッ・・・ガァァっァアアアアアアア!!!!
ドォン!!!
「ハァッ・・・ハァッ・・・ハァッ!!!」
蒔風にマキシマムドライブを叩き込み、ジョーカーが地面に着地した。
その蒔風は爆発に巻き込まれ、それを背にしてジョーカーは膝をついた。
煙の中からはバキン・・・という音と共にガイアメモリの残骸が弾け飛んできた。
そこに書かれている文字は「W」
形はノック式USB。
それは間違いなく、ワールドメモリの残骸だった。
「これで・・・やっと・・・終わったぞ、フィリップ!!」
ジョーカーが声をあげて拳を握る。
それは勝利をかみしめた者の動作だった。
しかし、彼は甘かった。
甘さは彼の長所だが、ここではマイナスにしか働かない。
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