第二章 Lost Heros
銀白VS切札&剣
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かし、蒔風はすぐに姿を現した。
二人共々、宙を散っている地面だった瓦礫は大小さまざまであり、その大きさは人ひとり隠しきれるものも当然あった。
そのうちの一つを破壊、粉砕し、蒔風がブレイドに向かって突っ込んてきた。
「なぁっ!?」
「ぼさっとすんな。お前終わったぞ」
正面から来た蒔風はブレイドの片翼を掴んで背中に回り、その背を蹴って地面へと落とす。
翼はもがれ、地面に落ちていくブレイド。その地面にはデンライナーの砲撃で開いた大穴が口を開いて待っていた。
「くっ・・・ォグッ!!」
その穴にブレイドが落ち、蒔風が手の平を向けグッ、と握ると、土惺の力で周りの地面が寄っていきその穴に蓋をした。
「閉じ込めッ!?・・・・・あいつ・・舐めやがって・・・!!!」
光の絶たれた穴の中で、ブレイドがカードを取り出してラウズした。
穴の中に、黄金の輝きが煌めいた。
「ふぅ・・・・あとは・・・っと?」
一方いまだ上空の蒔風は翼を広げて滞空していた。
瓦礫が雨のように落ちているが、それももう三秒もすれば終わるだろう。
その瓦礫を避けながらジョーカーが蒔風へと向かってくるが、タービュラーに当たらないようにここまで来るのには三秒以上かかるだろう。
そう考えていると、穴から何かが伸びてきた。
いや、伸びてきた、というのは少しおかしいかもしれない。
現れたのは、黄金のカード。
人間大にまで大きなそのホログラムのようなカードが、地面から三枚あらわれていた。
ロイヤルストレートフラッシュ
仮面ライダーブレイドキングフォームをして最強の一撃。
それは不死生物たるアンデットを解析して作られた人造怪人「トライアル」を一撃で消し飛ばすほどの威力を持つまさに「最強の一手」
それをブレイドが穴の中から発動させているのだ。
この時出現するカードは五枚。
おそらくは穴の中に二枚あるのだろう。入りきらずに三枚は地上に突出してしまったというわけだ。
「ほう・・・そこまでやるか?」
《ロイヤルストレートフラッシュ》
「ぅうぇえェェェエエええええいアアアアアアアああああああああああああああ!!!!!!」
蒔風の呟きののち、キングラウザーの音声と剣崎の咆哮が、穴の中からとは思えないほどはっきりと聞こえ穴のふたが爆発した。
この技は自分自身がカードを通過して相手を切り裂くのと、太い砲撃上のエネルギーを打ち出す二パターンある。
今回のこれは前者だ。
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