第二章 Lost Heros
銀白VS切札&剣
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たブレイドがバイクから跳躍して宙を飛ぶ蒔風に切りかかり、突進していく。
それを何とか剣で受け流した蒔風だが、ブレイドはそのまま走って追い付いてきたブルースペイダーに着地して再び走ってくる。
止まることを知らない連続攻撃に、蒔風が肩を上下させながらやっと地面に降り立つも、そこにデンライナーからの砲撃が放たれて地面に大穴を開けた。
土煙で蒔風が消えるが、直後に蒔風がそこから転がり出、デンライナーに圧水砲を打ち放ってその車体を大きく揺らした。
そうして一時的にデンライナーを押しのけたものの、最後にリボルギャリーが残っている。
その突進を見、蒔風が歯ぎしりするもののそれを何とかして投げ飛ばした。
そう、投げ飛ばしたのだ。
突っ込んできたリボルギャリーが到達した瞬間に右足のつま先を地面との隙間に滑り込ませて持ち上げて仰向けに寝そべり、さらに左足で蹴り飛ばしてひっくり返したのだ・・・・!!
「うおおおぉぉお!?」
「なんて奴だ・・・・うぐぁ!!」
落下してきたリボルギャリーを回避し、ジョーカーとブレイドが再び突っ込んで来ようとしてきた。
蒔風の後ろからはデンライナーが迫ってきている。
挟み込んだ
これはかなり有利な状況だ。
これならばもしかしたら・・・・
そう考え、ジョーカーとブレイドはハンドルを握ってエンジンを吹かした。
そしてバイクを疾走させようとしたその瞬間
「粉・・・・砕ッ!!!」
ゴガッ!!と蒔風が震脚でも用いるかのように地面を踏み込むようにして思い切り踏みつけた。
その音は「地面を」というよりも「大地を」と言った方が的確なのではないのかというほどのもの。
その足が踏みつけた地面から小さな亀裂のようなものが二人の元へと走り、到達した瞬間にメキッ、という音を立ててアスファルトが砕け、バガッ!!と爆発したかのように爆ぜた。
「地面がッ!?」
「クソッ!!!」
地面が吹き飛び、瓦礫とともに宙を舞う二人とバイクとリボルギャリー。
が、ブレイドはすでにジャックフォームで空中移動可能だし、ジョーカーもリボルギャリーの後部を換装すればハードタービュラーとして空を行ける。
空中という無茶な体勢だが、ジョーカーは何とかして換装を完了させて体勢を立て直し、ブレイドも容易に立て直した。
もはやブルースペイダーとリボルギャリーはあきらめるしかないだろう。
そう思い、蒔風へと視線を戻す二人だが、その場に蒔風がいない。
「どこに・・・・」
そう呟いて周囲を見るブレイド。
し
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