第二章 Lost Heros
訪問者・襲撃者
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
できないわけじゃないみたいだけど」
ちなみにこの二人はつい一時間前にここに来た。
海東は前に共闘したことのあった電王のメンバーと合流し、その良太郎はちょうどほかのライダーたちのいるここに顔を出しに来るつもりだったので、ついでについてきた、という経緯だ。
「誰かと組むのは性に合わないんだけど・・・どうにもそう言ってられなくてね」
「五代さん・・・でしたっけ。押し戻されてしまった方は」
「ああ。しかも翼人の力でゲートが強めに閉じられてしまってね。また会いに行くのは難しそうなんだ」
「ってことはやっぱ俺らでやるしかないってことだろ?」
「今度こそ、救って見せる。また何もできなかったなんて、俺は嫌だからな」
「翔太郎、剣崎さん」
「まあ、その話もいいけどよ・・・・・」
「とにかく今は飯食おう!!」
ガゴォン・・・・・・
と、そこでリボルギャリーの前にある大きな扉が開く。
その扉は巨大な体躯を誇るリボルギャリーが出ていくための物なのだが、それがゆっくりと開かれていった。
「あ、照井さんたち帰って来たみたいだ」
そういって、良太郎がその大きな扉に近づいていく
たしかに、今ここにブルースペイダーにハードボイルダーと二台のバイクはあるし、実際に照井や巧のバイクもここに置く。
だから良太郎の取った行動は正しいと言えば正しいのだろう。正面からでなく、この通路から帰ってきたと考えるのは妥当だ。
だが、翔太郎はそこから来るのが照井達ではないことに気づいていた。
なぜならばあちら側、リボルギャリー用のこの通路の外側からは、この扉を開くことはできないはずだからである。
「離れろ野上ィ!!!!《ジョーカー!!》」
「え?」
バァンッ!!!
直後、ジョーカーへと変身した翔太郎が良太郎の肩を掴んで引き下げ、開いて来た扉の隙間から出てきた拳を両手で受けて弾いた。
「ウガッ!?」
「翔太郎!?」
「下がれ翔太郎!!!おおおおおお!!!」
《タックル》
ヴォオオオオオオオオオン!!!!!
ゴガッ!!!
ジョーカーが転がって扉から出てくるであろう相手に向き合っていると、背後からすでに変身を終えた剣崎の叫びと共に、スペード4「タックルボア」のカードを専用バイク「ブルースペイダー」にラウズ、更にはスペード9「マッハジャガー」までをも読み取らせ、その相手、蒔風の身体を掻っ攫って地上までの通路を一気に駆け抜
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ