第二章 Lost Heros
訪問者・襲撃者
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れは仕方ないことだろう」
「まあ気持ちは分からなくねぇけどよ・・・正直鬱陶しい」
「今はどうしてるんだ?」
「啓太郎ん家にいる。ここにいることまではわからねぇさ」
そうして大通りから路地に入り、回る風車を横目にバイク二台はかもめビリヤード前にバイクを止める。
現在生き残ったライダー、つまりここに詰めいているのは
ファイズである乾巧。
ブレイドである剣崎一真。
電王である野上良太郎。
ディエンドである海東大樹。
Wの半身である左翔太郎。
そして狙われてはいないが事情は知っている照井竜だ。
ライダーたちのバイクは地下、リボルギャリー格納庫に収納されている。
目の前においておいてはここにいますというようなものだ。
だから彼らも前にいったんバイクを止め、買ってきたものを運び入れようとした。
と、その瞬間
ドオン!!!ギィィィィィ・・・・ガォォオオオオン・・・・・・
地下から重々しい爆発音と、いくつもののエンジン音が響く。
そして離れた位置にある格納庫出口から飛び出してきたリボルギャリーの走行音が轟いてきた。
「ハァ!?んだよ蒔風のやろうかなんかが来てやがんのか!?」
「追うぞ乾!!格納庫出口は遠い・・・間に合わなくなるぞ!!!」
バイクから降りかけていた二人が、買い物袋をその場に放置してエンジンを再度吹かせ、後輪を流して方向転換、リボルギャリーの出口へと向かった。
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時間は少し戻って。
リボルギャリー格納庫には現在、剣崎・良太郎・海東・翔太郎の四人がおり、翔太郎と剣崎はバイクのチェック、海東と良太郎はありあわせのもので料理を作っていた。
「まさかこの僕が誰かに料理を振るう時が来るなんてね」
「非常事態ですし・・・あの二人が出来るとは思えませんし」
「君何気にひどいね」
時間は11時ごろ。
ちょうどいい頃合いなので昼食を作ろうとし、やる気を見せた剣崎と翔太郎を押しのけてこの二人が作っているのだ。
そうしていざ冷蔵庫を見ると、今この昼食分を作ったらもう食材がなくなる、という事態になった。
そして夜に出るのは危険、外食もダメということで、今の内に照井と巧が買い出しに行っているのだ。
「それにしても僕らが来ていなかったらどうしてたんでしょう?」
「その時は刑事さんが作ってたんじゃないかい?ま、探偵君も
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