第二章 Lost Heros
銀白VS空我
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ォン!!!!
そこで全員の頭に響く助けを求める朱雀の声、爆発音。
そして空を見上げると、炎が膨れて爆発が起こっていた。
「なにが・・・!!」
麒麟が目を凝らし、その爆発の中心を見る。
すると、その中から炎に包まれた人がらの朱雀が力なく落ちていき、工場を走るパイプを何本もへし折って地面に落下した。
「朱雀!!!」
「まさか・・・・!!!」
彼らが朱雀の落ちた地点に走る。
そこは一つのクレーターのなっていて、そこから人間の手が力なく伸びていた。
そしてその体が光り、一本の剣になって沈黙した。
「な・・・」
「お前たちがいると厄介だから・・・・確実に潰していくことにする」
「そして・・・舜の力を削ぐ」
朱雀の落ちた際に焼かれたのか、チリチリと熱を発する地面から剣となってしまった彼を引き抜いた彼らの後ろに、クラウドと理樹が降り立つ。
彼らは、全てを追う事をやめたのだ。
どれを追っても蒔風の元に戻ることはない。だったら全てを倒してしまった方がいい。
蒔風の十五天帝の数がそれだけで半分近く減るのだから。
「これは・・・・かなりまずいと・・・・考えてよいのでしょうね・・・・」
「ったりまえですよ・・・」
「覚悟しろ。ここでお前たちは終わらせる」
「怯むな!!天剣の意地、見せてやれ!!」
「一歩も引くな・・・我ら七獣。推して参るッッ!!!」
青龍以下、一人掛けた七獣六名が己の剣を握って二人の翼人に挑みかかる。
勝機などない。
ただ、少しでもこの二人を削れればそれで彼らとしては十分だった。
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蒔風がその胸板を殴りつける。
しかし、彼の身体は全く下がらず、仁王立ちして顔面を殴り飛ばした。
蒔風が転がりながらも立ち上がり、もう一方にハイキックを入れる。
しかし、その首が少し勢いに押されて曲がるだけで、全く効かない。足を掴まれ、投げ飛ばされる。
「ガッ・・・は・・・勘弁してくれよ・・・ここまで規格外だとおにーさん泣いちゃうって・・・・・」
地面にうつぶせになりながら、上体を起こして二体のクウガを睨みつける蒔風。
そこから一気に撥ね起きて、両拳でのラッシュを浴びせかける。
それに対応して腕でガードする二人に、そこからの反撃を受け流していく蒔風。
と、蒔風のケン
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