第二章 Lost Heros
銀白VS英雄王
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く、ここまで回復したオレとやり合おうと考える時点でお前は傲慢だったんだよ」
彼のカードを手に、蒔風が呟く。
そうして電王を見、彼の方へと影を伸ばした。
それに対し、咄嗟に下がって回避する電王。
が、あまりの範囲にもはや攻撃は意味を為さない。
見るとデンライナーの車輪が影に巻き込まれ動けない。
このまま逃げられる、もしくはやられてしまうのか。
そう思い、せめて一撃と武器を構えてジークがフルチャージしようとしたその瞬間。
灰色のオーロラがデンライナーを覆ってどこかへと消えていった。
「・・・・・・・なに?」
「舜・・・・見つけたぞ。お前は俺たち二人で斃す!!」
「なかなか厄介でね。でも、なんとか連れてこれたよ」
そうして、電王の横にも同じオーロラが現れて、そこからユウスケと海東が出てきた。
「お前ら二人で?オレを?嗤わせんなよ」
蒔風がイラついた声を出す。
あの列車には標的の対象がまだ何人も乗っているのだ。
それをこのチャンスで逃され、かなりイラついてきているようだ。
が、そんな蒔風を無視し、海東が電王の方を掴んでオーロラに消える。
その光景に、蒔風が首をかしげた。
なぜ逃げる?
いや、それが正しいのだろうが、それならなぜユウスケを・・・・・
そこまで言って、蒔風の顔からすこしだけ 血が引いた。
海東が消えたオーロラは、まだなくなってない。
「まさか・・・・」
「いっただろ・・・・俺たちで斃すと」
そうして、オーロラから人物が出てくる。
この世界に統合されることの無かった世界の主人公が。
「行きますよ、五代さん」
「はい、小野寺さん・・・どうやら、本当みたいだしね」
ユウスケの横に立つのは、五代雄介。
今、目の前の邪悪を撃ち払わんと、古代の戦士が二人立つ。
to be continued
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