暁 〜小説投稿サイト〜
ジョジョの奇みょんな幻想郷
第一部 ケイオスクルセイダーズ
プロローグ ビギンズデイズ
2.博麗神社到着
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れば見えてくるのだー」
「ありがとな」
 丞一はそう言うと頭をぐしゃぐしゃっと撫でる。するとルーミアは、わはー、と気持ちよさそうに唸った。
「またな。ルーミア。次は食おうとすんなよ。俺なんか食っても腹壊すだけだかんな」
 なんといっても、別世界での這い寄る混沌がスタンドなのだから。腹壊さない方がおかしいのだ。
「うん!丞一は友達だから食べないのだ!バイバーイ!ルーミアはクールに去るのだー!」
 何でそのネタをルーミアが知っていたのだろうか。
『嵐のような人でしたね』
「お前にだけは誰も言われたくはないだろうよ。それよりも、ルーミアとお前、会話が成立してたときがあったけどあれって何だ?」
『ああ!あれですか!いえですね、我々スタンドってらスタンド使いにしか見えないじゃないですか。ですから、』
「ギャグの時のみ、会話の成立または視認することが出来るんですー、とか言い出すんじゃないだろうな」
『ギャグの…………何で丞一さんはそうやって私の気づかいを無碍に返すんですか?』
「誰に対する気遣いか言ってみろ」
『………貴様等、見ているな!』
「貴様等ってだれだよ」
 あまり深く追求してはいけないようだ。このスタンドは何かと後付け設定をドンドンこじつけていくから嫌なのだ。しかもそれが、偶に伏線となりしょうもないことにつながるから尚タチが悪い。もしも、スタンドの性能値にフラグ回収力などがあったらこいつはAなど生っちょろい測定不可能がでるだろう。
「ニャル子、足だけスタンド化させて行こうぜ。三部の最終決戦の時みたいなやつ」
『あれですか!いえですね!わかりました。いやーさすが話が分かりますね!英語で言うと、アンダースタンドゥザスピーク!』
「意味合ってんのか?それっ!」
 丞一は三部の承太郎のように足のみスタンド化させ一気に跳躍した。




少年移動中




「よっと、疲れるなこれ。にしても時間が時間なだけあって、誰もいないな」
 丞一の携帯をみると六時半を指していた。しかも、今の季節は九月半ばだ。
 まだ日は長いとは言え、この時間帯は暗いからな人が寄りつかないのもうなずける。
「せっかくだし賽銭でも入れてきますかね」
 丞一は願掛けもかねて、五十円──五円がなかった。ご縁だけに──を入れて、二拝二拍手二拝。
『丞一さん。今のだけはうまくないです』
「何心読んでんだよ」
「何?こんな時間に参拝客?危ないから早く帰った方がいいわよ」
 横から脇を露出した紅白を彷彿させる巫女服を着た少女が立っていた。
「────ご忠告どうも。あんたが博麗霊夢さんで?」
「そうよ。私が博麗霊夢。あんたは?見ない顔だけど」
「そりゃ、数十分前に紫さんに連れてこられたばかりだからな」
「紫に!?」
 霊夢は知り合い
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