第三章
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対戦車砲も多くある。それではとてもだった。
ハイネセンは幕僚達に答えながらだ。それで言うのだった。
「やはりここはな」
「重砲しかないですね」
「それで吹き飛ばすしかないですね」
「マンシュタイン閣下の仰る様に」
「全くだ。我々が呼ばれるのも道理だ」
彼等と。彼等が使う列車砲がだというのだ。
ソ連軍のその堅固極まる陣地を双眼鏡も使って見ながらだ。そのうえでだった。
ハイネセンは作戦行動に入った。こうしてだ。
線路が敷かれ列車砲を組み立て攻撃用意も整える。だがそれもだ。
かなりの時間がかかっていた。その状況を見てハイネセンは司令部で幕僚達に述べた。
「急がないとな」
「はい、昼夜兼行で進めています」
「そうして攻撃態勢を整えています」
「準備は整っています」
「しかし、だ」
それはわかっていてもだとだ。ハイネセンは代用コーヒーを飲みながら言う。
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