二章 追いつかない進化 - 飽食の町マーシア -
第22話 暗殺
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き起こったが、その直感を信じることはできず、承諾してしまった。
ティアが「鱗って剥がれるのかな……」とつぶやきながら、右手で背中の鱗を引っ張り始める。
アランのほうは「なるほど。腕は翼に、手は鉤爪に変化というわけですか」などと言ってペタペタ触りながら、各器官を確認し始めた。
「あれ? シドウ、鱗剥がれないよ?」
「ティア、ドラゴンの鱗って皮膚の一部だから。綺麗には剥がれないと思うよ」
「へー。皮膚なんだ? じゃあ剥がしても再生して元通りになるってことなんだよね? しっぽの辺りとか鱗も小さいし、爪でやれば剥がれそうだけど? 一枚貰おうかな」
「あ、やめて」
「あれ? やっぱり剥がれないね」
「痛い!」
「ふむ……なかなか鱗の感触というのはいいですね」
「はあ」
「腹の部分の鱗は、蛇と同じような方形の腹板なのですね」
「まあ、そうです」
「ふむふむ。性器はどの辺に付いているのかな」
「……あの、二人とも。火吹いていいです?」
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