外伝〜仔猫の宅急便〜後篇
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政治だけでなく、治安維持も正規軍―――いえ、エレボニアに委任して頂けるという事でしょうか?」
レンに問いかけられたクレア大尉はレンの話を冷静に分析してレンに確認した。
「ま、おおむね正解だけど治安維持に関しては完全に正規軍に任せず、メンフィル軍も駐屯するわよ。で、貴族連合に関してだけど……貴族連合は上層部を含めた貴族達に関しては”皆殺し”の予定よ。」
「な――――」
「み、”皆殺し”って……!」
残虐な笑みを浮かべたレンの言葉を聞き、仲間達と共に血相を変えたトヴァルは絶句し、エリオットは表情を青褪めさせ
「当然一人残らず殺す事に決まっているじゃない♪カイエン公を含めた残りの”四大名門”の当主や貴族連合に加担している貴族の当主達、そして結社を始めとした貴族連合に協力しているおバカさん達をみ〜んな、一人残らず殺す予定よ♪クスクス、”革新派”にとってはラッキーよね?何せ”革新派”にとっての邪魔者をみんな纏めてメンフィルが始末してくれるんだから♪暗殺された”鉄血宰相”もあの世で喜んでいるのじゃないかしら♪」
「……確かに革新派は貴族派と争っている関係ではありますが、そのような余りにも痛ましい結果は宰相閣下も含めて誰も望んでいません……」
「第一四大名門の当主どころか、貴族の当主達まで皆殺しにしたら、エレボニアの政治体制に大きな混乱が起こるんだから、さすがのオジサンもそこまでは考えていなかったと思うよ〜。」
残虐な笑みを浮かべたレンに問いかけられたクレア大尉は複雑そうな表情で答え、ミリアムは疲れた表情で答えた。
「ちょ、ちょっと待ってください……!残りの”四大名門”の当主達も殺害するという事はアンちゃんのお父さん――――ログナー侯爵もですか……!?」
「当然殺すに決まっているじゃない。”四大名門”は貴族連合の最高幹部と言ってもおかしくないんだから、例えメンフィルが手を下さなくてもエレボニアでも”処刑”の判決が出て当然でしょう?内乱を引き起こした張本人達なんだから。」
「そ、そんな………」
「アン………」
「……確かにレン君の言う通りだが、幾ら何でも”四大名門”に加えて貴族連合に加担していた貴族の当主達を全て処刑するなんて、様々な問題が浮上するから、エレボニアではそんな思い切った事はできないよ……」
自分の質問に答えたレンの答えを聞いたトワはジョルジュと共に悲痛そうな表情をし、オリヴァルト皇子は重々しい様子を纏って答えた。
「あ、あの……レン皇女殿下は先程”結社を含めた貴族連合に協力している人達”を全て殺害すると仰いましたが、まさか姉さん――――ヴィータ・クロチルダ姉さんも殺すおつもりなのですか……?」
「クスクス、勿論殺すつもりよ♪まし
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