外伝〜仔猫の宅急便〜後篇
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れる為にも”起動者”が必要なのかしら?」
「は、はい……ただ”騎神”を手に入れる為には”魔女”である私達の”導き”も必要とされていますが。」
「そんな事を訊ねるって事はメンフィルは”騎神”も手に入れようとしているのかしら?」
レンの問いかけにエマは戸惑いの表情で答え、セリーヌは真剣な表情でレンを見つめて問いかけた。
「クスクス、それは秘密よ♪それで話を戻すけど、メンフィルとエレボニアを和解させる為に件の人物に”次の作戦”で求められている功績は貴族連合軍の重要人物の殺害もしくは捕縛よ。」
「貴族連合軍の重要人物…………」
「貴族連合軍の重要人物ですぐに思い浮かべるとしたら”主宰”のカイエン公か”総参謀”のユーシスのお兄さんだろうね〜。」
「二人は貴族連合のトップとナンバー2だものな……」
「もしくはオーレリアかウォレス准将かもしれないな。」
「御二方とも領邦軍きっての英雄と言われている武将ですからね……」
レンの答えを聞いたガイウスは考え込み、静かな表情で呟いたミリアムの推測にマキアスが複雑そうな表情で答え、考え込みながら呟いたアルゼイド子爵の推測を聞いたラウラは複雑そうな表情で答えた。
「……レン君。私達がその”次の作戦”に参加してその人物に協力する事は不可能だろうか?メンフィルとの和解はこちらも望む所だし、できれば貴族連合軍の重要人物を命を奪わずに生かして捕えたいんだ。」
「うふふ、それは無理な相談ね。戦争している相手の国家に所属している士官学院生どころか皇族や貴族、軍人、後は中立の立場である遊撃士なんてどう考えても”不確定要素”じゃない。こちらの重要作戦を台無しにしかねない”不確定要素”に加勢させる訳にはいかないし、そもそも”次の作戦”は明日だからオリビエお兄さん達の協力に関しての相談をしている時間もないもの。」
「明日ですって!?」
「い、一体どんな作戦なんだろう……」
「まあ〜、どう考えても貴族連合側にとって痛手となるような作戦だろうね〜。」
「はい……先程の話から推測するとその作戦で貴族連合側の重要人物を殺害もしくは捕縛する事も目的の一つのようですし……」
オリヴァルト皇子の嘆願を小悪魔な笑みを浮かべて断ったレンの話を聞いたサラは血相を変え、エリオットは不安そうな表情をし、真剣な表情でレンを見つめて呟いたミリアムの推測にクレア大尉は静かな表情で頷いた。
「―――さてと。最後の質問も答えたし、レンはそろそろお暇させてもらうわ。」
「わかりました。玄関までお見送りいたします。」
その後アリサ達はレンを見送る為にレンと共に玄関へと向かった。
同日、21:30―――
〜玄関〜
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