外伝〜仔猫の宅急便〜後篇
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為だけに答えないなんて、性格悪すぎ。」
エマの質問に小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンの答えにその場にいる全員が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アリサとフィーはジト目でレンを見つめ
「ちなみにその人はさっきの話にあったアルフィン皇女の嫁ぎ相手の最有力候補よ♪しかもレンの予想になるけど、もうその人に決定していると思うわよ?既に今回の戦争でとてつもない功績を残したし。」
「ええっ!?」
「アルフィン皇女殿下の………」
「い、一体どんな人物なんだ……?」
レンの口から出た更なる驚愕の事実にエリオットは思わず声を上げ、ラウラは真剣な表情で呟き、マキアスは信じられない表情でレンの口から出た謎の人物の事について考え込んでいた。
「その人物は”既に今回の戦争でとてつもない功績を残した”と言う事は、もしかしてメンフィル帝国は近日中にその人物の功績を表彰をして、その人物の希望―――メンフィル帝国とエレボニア帝国の和解に応えるおつもりなのでしょうか?既にメンフィル皇族の一人であられるレン皇女殿下もその人物が今回の戦争に参戦した理由をご存知のようですし。」
「クスクス、”次の作戦”でとてつもない功績を残せばその人物の希望に応えて、確実に和解に向けて動くと思うわよ?”次の作戦”はレンやプリネお姉様達どころか、今回の戦争の”総指揮官”であるパパも直々に出陣するし。」
「な――――”英雄王”が直々に出陣するですって!?」
「しかも他のメンフィル皇族達まで出陣するなんて、どんなとんでもない作戦なんだ……!?」
「ハハ……レン君達に加えてあのリウイ陛下まで大暴れする時点で、貴族連合はとんでもない被害を受ける事間違いなしじゃないか……」
クレア大尉の質問に答えたレンの答えを聞いたサラとトヴァルは驚き、オリヴァルト皇子は疲れた表情で呟き
「ちなみにその”次の作戦”とやらで戦争を和解へと持って行く為に参戦している人物がどんな功績を残せば、メンフィルはエレボニアとの和解に向けて動くのかしら?アンタの口ぶりからすると、その人物も”次の作戦”とやらに参加するのよね?」
「うふふ、そのくらいだったら答えてあげてもいいけど、”交換条件”として黒猫さんとエマお姉さん――――”魔女”の一族に聞きたい事があるから、それを先に答えてくれるかしら?」
セリーヌの疑問に対してレンは意味ありげな笑みを浮かべて答えてエマとセリーヌを見つめ
「え……わ、私達にですか?」
「……一体何が聞きたいのよ。」
レンに話を振られたエマは戸惑い、セリーヌは警戒の表情でレンを見つめた。
「確か”騎神”、だったかしら。その”騎神”を動かせるのは”起動者”という存在だけで、更に”騎神”を手に入
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