ガラス色の雪
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「お兄ちゃん?」
飯を食っているとリィズが話しかけてきた。
「どうした、リィズ?」
「大丈夫?元気ないけど...」
「...大丈夫、大丈夫。何とかなるさ...」
「そうは思えないよ。」
「何でさ?」
「ご飯お代わりしてない。」
「パイロットは出撃前は小食なんだよ...」
「ふ〜ん...ISの保護機能があるのに?」
「...」
「...お兄ちゃんはいつもそうなんだから。」
「妹に頼る方がダメだろ?」
「ドワイトさんとかセシリアさんがいるでしょ?」
「...」「...リィズ、シーブック。」「お袋?(お母ちゃん?)」
「お袋!今頃になって、どの面して、リィズの前に現れたんだよ?」
「...ぉ母ちゃん...」
「リィズ、ボートの中で待っててくれ!」
「お兄ちゃん!お母ちゃんだって、お母ちゃんだって事情はあるのよ?」
「それとこれとは、話が違うんだよリィズ!」
「お兄ちゃん...」
「シーブック!もう、出撃ですわよ!」
「シーブック...まさか、貴方...F91に乗っているの?」
「パイロットがいないんだ、仕方ないでしょ?」
「あなたは、あのマシンに乗ってはいけないの!」
「今はそんなこと言ってる場合じゃないんだ!」
「通さないわ...シーブック。」
「退いてくださいモニカさん...撃ちますわよ。」
そう言ってセシリーはお袋に拳銃を向けた。
{攻撃隊発艦用意をしてください!}
{分かりました、レアリー艦長。アンナ、シーブック、セシリア様...お先に。}
{ザビーネこそ。}
{ザビーネ、頼りにしてますわよ。}
{お任せあれ...シーブック!ボケっとするな。{わっ、わかりました!}}
...どうしようもなく、頭の中で考えが回っていく....
お袋、何で今になって!...クッソ!「シーブック?大丈夫ですの?」
「...セシリー、君は、親を殺すなんて出来る...のか?」
「出来る出来ないじゃないですの...自分の血縁は自分の手で断ち切る。そう決めましたし、変える気はないですわ。」
「...行こう。この戦いを終わらせて、皆で、アーサーやローラさんの分まで生きよう!」
「えぇ!」
「(行くぞ、F91!)」
身体に装甲が展開される。
{ガンダム、発進準備完了。格納ハッチオープン!シーブック、出れるな?}
{行けます!...シーブック・アノー、F91ガンダム、行きます!}
{セシリア・オルコット、ブルーティアーズ、行きますわ!}
{ザビーネ・シャル、ベルガ
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