ミーティング
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.......ロー...ラさん...
もっと早く...あの時、代わりに盾になっていれば...
後悔は数えきれない...もう、この戦いで敵味方構わず人が死に過ぎた...
「シーブック...?」
相手は人間...どうせなら地球外生命体とかなら、迷いなく殺せただろう......ヴェスバーは強力すぎる...それ以外も軍事用ISとして開発されたF91は、通常のIS改造機であるクロスボーンのデナン・ゾンは、胸部メガマシンキャノンでさえも絶対防御を発動させるレベルだ...こんなもの、IS...ましてやパワードスーツに撃ち込めば、パイロットは見るも無残になってしまう。こいつを使う資格があるのか、俺には?セシリーも...こんな戦いが始まって...敵の機体を倒すことに躊躇していない...皆が狂っている。戦争はこういう物なのか?
「シーブック?...もうっ、シーブックったら、しっかりなさいまし!」
「せ、セシリー?どうしたんだ?」
「パイロットスーツが届いていましてよ。」
「あぁ、なんか...あったねそんなの。」
「すぐに来てくださいね?」
「あの...グルスさん?」
「どうしたんだい、シーブック?」
「ヴェスバー、片っぽ外したんですか?」
「あぁ...どう考えても次の作戦に合わないからね。何よりも、バイオコンピューターを積んでいるからBT兵器を積まなきゃもったいないからね。」
「でも、なんだって片っぽだけ?」
「射撃武器がないじゃないか?」
「でも...!」
「でも?」
「何でもないです。BT兵器はビット?」
「あぁ、でもセシリアさんのよりも射程も、威力も低いけどね。普段は排熱板についてるけど、射出されるようになってる。最大稼働時には排熱板が展開するんだ。理論上では、世界一高機動なISになるよ。」
「ありがとうございます!でも、ヴェスバーの出力、競技用まで下げてもらえませんか?」
「...艦長に相談してみるよ。」
「ありがとうございます。」
「では、ミーティングを始めます。」
俺、セシリー、ザビーネ、アンナマリーさんがミーティングルームに呼ばれた。
「貴方達、航空戦力要員を呼んだのは他でもありません。...この紛争が最終局面と化し、とうとう巨大ISを展開したという情報が入りました。ですから、我々シーアーク隊で、鉄仮面とアンジェリカ・オルコットを抹殺する作戦を発動します。」
「母と、妹をですか?」
「セシリアさん、これは軍の作戦です。私情は禁物。いいですね?」
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