人間だけを殺す機械
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「お母様...お姉さまが脱走しましたわ。」
目の前には顔を隠した母親がいる。
「そう、まぁ...いいわ。フロンティア1にバグを投入します。私も沖に出ますわ、アンジェは島内に突入しなさい。」
「承知いたしましたわ。」
シーアークは、フロンティア1の港の端に停泊している。
「シーブック君、整備は終わったのかしら?」
「えぇ、セシリーも俺もシールドエネルギーは満タンにしてあります。」
「そう、では少尉とセシリアさんを呼んできてください。作戦会議をします。」
「では、作戦会議を始めます。」
「は〜い質問!」
「何ですか、少尉?」
「投降してきたあのクソリア充はどうすんの〜」
ローラさんのテンションがおかしいのはいつもだけど、昨日からは特にひどい。あの初陣から3日後、クロスボーンのパワードスーツが投降してきた。
しかもパイロットはエースパイロットのザビーネ・シャルとアンナマリーさんだ。
二人はリィズの面倒も見てくれるいい人たちなんだけど...
「あの二人も次の作戦には出てもらいます。今回は、偵察だけ。その後出てもらいます。」
「「「了解...」」」
「シーブック...!」
「何だい?」
「私たち...生きて元の生活に戻れますわよね?」
「....あぁ!戻れるさ!」
「二人とも、目の前のことから考えなさいよ。」
「もちろんですわ、ねぇシーブック?」
「あぁ。」頷く。
{少尉!カタパルトへ!}
{了解。}
「シーブック、セシリアも!}
{{了解!}}
港から発信して、今は中心街に向かっている。
{静かね...街の方も静けさがするわ。}
オープン回線からローラさんの声が聞こえてくる。
{人の気配もしないなんて不思議ですわね。}
{IS部隊!緊急事態です。クロスボーン軍がフロンティア1に虐殺兵器を投入しました。即座に見てきてください。}
{了解}
代表でローラさんが答える。
{シーブック、セシリア!私が先陣をきるわ!ついてきなさい!}
{了解!}{分かりましたわ!}
来たッ?!何だこの円盤....刃が回っている。
{バグ?何故ここに!}
{セシリー、一体何なんだ、これは!}
{分からないですわ、クロスボーンだって一つではないですの!}
セシリーが、ビットを放ち、瞬く間に4つ落とした。
{ローラさん?!迂闊です!}
{だって、街が焼かれているのよ?!この!この
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