オルコット家の姫
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「シーブック!本当にやるのかい?」
格納庫でF91の整備をしていると、ドワイトがやってきた。
「セシリーが心配だからな。」
「それにしても...艦長なりローラさんに相談しろよ!」
「止められるだろう?」
「当たり前だ!クロスボーンの本部に潜入するなんて...ましてやF91を使うことなんてできないぞ!」
「止めないでくれ!」
「何事ですか!」
「艦長?!シーブックが!」
レアリー艦長が格納庫に入ってきた。
「シーブック君、軍艦にいる以上、一般人といえども軍紀には従っていただきます。セシリアさんが、オルコット家の長女であり、バビロニアの姫として祭り上げられるということは、とてもつらいことだと思いますが、耐えなさい。」
「...でも!」
「...ですが、私が偵察を命じたことにすれば問題ありません。慣らし運転がてら、地下港から潜入してきてください。しかし、していいのは、ISに乗っての偵察だけです。何としてでも帰ってきてください。」「艦長?!」
「分かりました。F91、シーブック・アノー、出ます!」
一人では生きられないし...覚悟もつかない...
シーブック、ドワイトさん、ドロシーさん、リィズさん、忘れられるわけがない。今でも、時間を巻き戻したいと思う。ロングに伸ばしていて、シーブックにきれいな髪と褒められた自慢の金髪も...切ることにした。
...はさみを持つ。
「セシリー!」
....?!
「シーブック!」
窓から入ってきたのはシーブックだった。
「ここから出よう!みんなが待ってる。...その髪、切ったのか...」
「もう...私はオルコット家の娘として生きようと決めたのです....」
「でも...!」
「おそいですの...もっと早く来ていただけたのならば...決意もつかなかったのに!」
「セシリー...ごめん。」
シーブックは、部屋に近づく足音を聞き、窓から行ってしまった。
謝ってほしいわけじゃないですの...でも!この髪を切らなかったら、ついて行けたのに...
「お姉様、ご教練のお時間です。」
「分かりましたわ、アンジェリカ」
セシリーが...あの髪を切ったのか?!
....遅くなったからだ...もっと早く...もっと早く助けられたらっ!
{シーブック、そのまま、甲板に着艦しろ!}
{...了解っ}
{シーブック君?大丈夫かしら?}
{え...えぇ...}
シーアークからの、レーザー誘導で
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