八掛の吊り橋
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一仕事を終え、飯を食っていると、メカニックのグルスさんが話しかけてきた。
「シーブック、ちょっといいかな?」
「なんですか?」
「いやぁ...何というか、少しわからないことがあるんだ。」
おそらくお袋の作ったバイオコンピューターで、わからないところだろう。
「どういうものなんですか?」
「八掛の吊り橋の謎を解けば、回線が構成できるっていうのんだけどね...」
「それなら、すごい簡単だわ!」
「リィズ?」
「リィズちゃん?」
おもむろに現れたリィズは手にあやとりを持っていた・
「「あやとり?」」
「そうよ、こんなもの暗号でも何でもないわ。」
「でも、あやとりって...「見てて!」」
リィズは慣れた手つきであやとりを進めていく....ってあれは!おふくろがいつもリィズに見せていたやつ!
「あらあら、どうしたのよ?」
「あ、ピリヨさん?」
「お姉さんのことはローラさんと呼びなさいと言ったでしょ?」
このナイスバディな人は、このシーアーク唯一のIS、ヘビーガンのパイロット、ローラ・ピリヨさんだ。訓練生にありながら、フロンティア4では敵のパワードスーツ、デナンゾンを2機も落としている。
「ってこれは、あやとり...吊り橋ね?懐かしいわね...」
「こ、こ、これだ!!!すごいよリィズちゃん!」
突然グルスさんが閃いたようだ。
「上の橋脚の部分がコアからの回線で、下の部分がバイオコンピューターのパラレル回線になるんだ!!!」
「で、グルス?そのバイオコンピューターって何なの?」
「男がISに乗れる可能性を生み出し、ブリュンヒルデほどの性能を引き出すことができるんだよ!」
「へぇ、じゃあさ...シーブック、そのIS触ってきなよ?」
「えぇ?!何でですか!」
「だってパイロット居ないし、そこのリィズちゃんにパイロットなんかやらせられないでしょう?」
「...っ!分かりましたよ、まだ動くとも分かってないのに早すぎですよ...」
グルスさんについて行ってISの整備室に入った....目の前には小さなフルスキンのIS。
「このISって何て名前なんですか?」
「あぁ、F91って言うんだ。」
そうか、F91って言うのか。
「グルス軍曹?F91は動くのかしらね?」
そこへ、艦長がやってきた。
「えぇ、リィズちゃんのお陰でバイオコンピューターのパラレル回線が動けるようになったんでね。」
「で、シーブック君で本当に男でもISが動かせるのか確かめるのね?」
「えぇ...よし、シーブック!そのF91に触れてみてくれ!」
「触れるだけで
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