クロスボーンバンガード
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シリー!
彼女のドレスのスカートには鉄パイプが刺さっていた。
「セシリーっ!」
「...シーブック!」
「大丈夫、じゃないよな...」
「私、一人で大丈夫ですから!シーブックはリィズさんと逃げて!」
「そんなわけにはいかないだろうっ?」
スカートを引っ張り、鉄パイプから引っこ抜く。
「逃げるぞ!」
「逃げるってどこへですの?!」
「シェルターがある!」
「シーブック!」
「どうしたんだよ、ドワイト?」
「そんなのんきなこと言ってられないんだよ!ここらへんのシェルターは満杯で、入れないんだ!」
「それってホントの話か?」
「あぁ...」
「まずいよ、それは...」
「とりあえず、街外れの戦争博物館のシェルターが開いてるかもしれないって、親父が言ってた。」
「港の海軍基地のお偉いさんか...」
「とりあえず、1度家に帰ってから、もう一度集合しよう!」
「わかった。30分後に!」
「ああ!」
「分かりましたわ!」
「ドワイト...どうだった?」
ドワイトや、道中で出会ったアーサー達がシェルターを探しに行き、外で見張っていると...ドワイトが戻ってきた。
「だめだ...ロイ将軍ってやつは、シェルター自体を埋めちゃってたんだ。」
「どうする?」
「港に行くしかない...沖には、軍の艦船が来ているらしい。」
「わかった。でも、アーサーは?」
他に出会った友人たちの姿は見えても、アーサーだけが見つからない。
!!!
パワードスーツ?違う!戦車だ!
出てきたのはパワードスーツの胴体に、下半身が戦車の奇妙な機体が出てきた。
そして、アーサーは胴体の上にあるキャノピーから体を乗り上げていた。
「皆!俺がこのガンタンクで道を開く!」
「バカ!アーサー!そんな目立つ機体じゃあISに殺されちまうよ!」
「大丈夫大丈夫!」
「アーサー、クロスボーンのパワードスーツだ!」
先ほどの二つ目のISを小さくしたようなパワードスーツがとがった武器をアーサーに向かって発射した。
「「「アーサーっ!」」」
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