暁 〜小説投稿サイト〜
さよならイエスタディ
第三章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初
お茶を飲んでいるけれどそのお茶もティーパックの紅茶でアイスにしたのを急いで飲んでいる。
 横にいる一番下の男の子、赤ちゃんのおしめをチェックしながら私は夫に言った。
「おしっこしたみたい」
「じゃあ代えるか」
「おしめは私がするから」
「じゃあ子供達を風呂に入れるか」
「ええ、お願いするわ。上の四人ね」
「じゃあ御前は下の二人頼むな」
「任せて。まあとにかくね」
 私は赤ちゃんを見ながら夫に話す。
「今日は今日で」
「明日は明日で」
「子供達の面倒みましょう」
「ああ、そうするか」
 二人でこうした話をする日々だった、結婚してあっという間に三人どころか八人の大所帯になった。高校時代なんてもう昔のこと、ロマンスは昨日のことだった。


さよならイエスタディ   完


                        2012・8・4
[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ