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こんなチートでもありですかい?そうですかい。
第2話。変人と『魔法使い』
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で、3人で暮らすことになった。戸籍とかの役所関係は親父がやってくれたようで、俺らは養子という扱いだそうだ。

よってシロちゃんと話しあった結果、『お父さん』と分けたいとのことなので、親父と呼ぶことに。

本来3人の家庭なのだが、いつの間にかにいびり立っている人物がいる。それは・・・・

「こんにちはー♪あっそびに来たよー」
「やぁ、いらっしゃい大河。」

藤村 たいがー。その人である。

「むっ。何やら不穏な気配が・・」
「気のせいッスよ。」

ばれてはいけない。なぜなら彼女は剣道4段の腕前。まさかの特段。しかもこの間稽古を見せてもらったら、5段のおっちゃんを圧倒してた

いやいや、ドンだけだよ女子高生。それでいいのか女子高生・・・・。

ぶっちゃけいじられて突っ掛かるシロちゃんを見ていると、気が気でない。・・・・やられそうになったら俺がシロちゃんを助けるんだ。

何故彼女が遊びに来るのかと言うと、切嗣に惚れてるのだ一番なのだが・・実はこの家は彼女の実家・藤村組のものだったらしい。

そう・・『組』なんだ。まさかヤのつく皆さまとお知り合いになるとは思わんかった。

しかも何故か知らんがやたらと気に入られてるし。何でやねん。まぁ、顔は怖いけど気のいい人達ばっかやからええけどの。

それにしても気になんのわ。親父だわ。時々帰ってこんし、帰ってきたら帰ってきたらでめちゃめちゃ落ち込んどるし、今度聞いてみるか。





「と、言うことで聞きに来たで。」
「・・晋吾は急にくるね。」
「思い立ったらなんとかや。で、どうしたん?なんかあったん?」

親父は苦笑いしながら、困ったような顔をする。

「・・実はね。君たちのお姉ちゃんに当る子がいるんだ。」
「ほ?親父子供いたん?」
「そうだよ。」
「マジか。じゃ、なんでいないん?」
「実は・・おじいちゃんが返してくれなくてね。」

どんだけ孫好きなおじいちゃんや。

「それで落ち込んでたん。」
「まっ、そんなとこだね。」
「なんや。親父、爺ちゃんと仲悪いんか。ようわからんけどもしかして婿養子って奴か?」
「ちょっと違うけど・・似たようなものさ。」

はー、なんかゴチャゴチャとした家庭の事情があるんかのー

「正直言うとおじいちゃんの家も魔法使いでね。ちょっと会えないように悪戯されてるんだ。」
「マジか。意地悪やな爺ちゃん。」

茶目っけあふれるってレベルじゃねえよそれ・・。あっ、魔法使いで思い出した。

「そうや。魔法。魔法や。」
「?」
「俺に魔法教えてくだせい。(土下座)」
「・・・・教えて欲しい?」
「むっちゃくちゃのめっち
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