第2話。変人と『魔法使い』
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あなたの決定にどうこう言うつもりはありません。」
「・・・・そうか。で・・だ、君はどうする?」
「どうするって聞かれましてもね・・・・」
「君たちには2つの選択肢がある。孤児院に預けられるのと、初めて会ったおじさんに引き取られるの。君達はどっちがいいかな?」
孤児院か・・それもありだと思うが、なんかいじめとか酷いって話しを聞いたことがあるから抵抗感がでかいんだよね。ハイパー偏見だけどさ。
一方始めて会ったこのおじさんは何と言っても・・・・
『魔法使い』何だよね。『魔法使い』
大事なことなので2回言ってみました。ぶっちぎりでこっちでしょ。運が良ければ魔法教えてもらったりして・・。そう上手くいかないか。
とりあえず返す言葉は決まってる。シロちゃんはまだ寝てるけど俺が決めちゃっていいよね?やはり子供だけじゃ衣食住は確保できないのですよ。
「と、言う訳で宜しくお願いします。」
「・・何がと言う訳なのか分からないけど、宜しく。」
こうして、俺たちは『衛宮 晋吾』『衛宮 士郎』になったのだった。
ん?エミヤシロウ?あれ?・・・・・・・・主人公じゃん。晋吾は目の前が真っ暗になった!!
気が付いたらホテルの一室から和室に変わっていた。ここ何処?
「気づいたようだね。」
体を起こすと切嗣がいた。切嗣曰く、あの後俺は、疲労で倒れてしまったらしい。
いっ・・言えない。シロちゃんが主人公であることに戦慄を感じていたらブラックアウトしてしまったなんて・・・・
マジかよ・・あの厨二っぽい主人公が俺のシロちゃんだなんて・・・・
やらせはせん!やらせはせん!やらせはせんぞーーー!!絶対に厨二にはさせん!
決めた。俺のシロちゃん教育方針。彼にはスポ根を目指してもらいたいもんだ。熱くなれよーー!!
しかし、この俺が動じるなんて・・俺の中ではシロちゃんはかなりの位置に居るらしい。・・・・ってそうだ!!
「シロちゃんは!?」
「大丈夫。隣の部屋でぐっすり寝ているよ。」
ほっ・・。よかった〜。ん?よくよく考えてみるとシロちゃんと離れて寝るのなんて記憶にないぞ?・・別にシロちゃんだけがブラコンじゃなかったのか。俺も大概だな。
「二ぃ・・ニイちゃーーーん!!ニイちゃんどこーーーーーー!!ウワァーーーーン!(大泣き!)」
「シロちゃ――――ん!今行くぞーーーーー!!」
らぶらぶだったりする。
まぁこうして切嗣・・『親父』と暮すようになってから2週間が経つ。シロちゃんに親父と暮すようになることになると伝えたら、
「ニイちゃんと一緒ならいい。」
とのことなの
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