士郎カレー猛威を振るう
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て配膳を手伝い、子供部屋にいる数人には4日目のカレーを少し甘口にして炊き立ても混ぜたブツを、セルフサービスで渡し、大人達には禍々しい香りを発している作り立てのカレーを並べた。
「さあ、お兄ちゃん特製のカレー粉から拘ったカレーよ、召し上がれ」
「「「「「「ぎゃーーーーーーっ!」」」」」」
既に二階の子供部屋からは悲鳴が聞こえ、雀花も龍子もナナキもミミも「本紙記者も思わず昇天、士郎兄ちゃんのカレーテクニック」で天国まで飛ばされてイた。
「んほおおおおおっ!」
兄カレーには免疫があるはずの美遊も、いつもとは違う粉と香りで胃袋を掴まれ、今すぐこっちの世界の士郎に嫁入りするか、同じカレーを兄に作ってもらうためには、一緒にお風呂でも一緒のお布団で寝るのもイタズラされるのも自由な、何でもしてしまうメス奴隷に作り替えられた。
その時の士郎はクロエと同じ黒い笑顔で「子供をカレー堕ちさせるのも、また楽しからずや」みたいな愉悦に浸っていた。
「ハフッハフッハフッ」
大河はアツアツのカレーをかき込み、口が火傷寸前なのも構わず食べ、ライスはそのままで、売り切れてしまう前に三杯はルーをお代わりしようと必死になっていた。もし求められれば、士郎にファーストキスでも処女でも差し出す覚悟はできている。
「ハァハァ、士郎、オランダなら男同士でも……」
ミミが大喜びのセリフを呟く一成も、どこかの戦時中の漫画のように「今日はカレーライスだ、お代わりもあるぞ」と言われた兵士のように、何か泣きながら食べていた。
「衛宮君、私と結婚して……」
ナナキの姉も即堕ち、病んだ目で泣きながら願望垂れ流しで結婚を申し出たが、手は止まらずカレーを掬って口に運び続けた。
「イリヤズのお兄さん、あたしとも結婚してメシスタントやって、同人で稼いでくるからさ、また食べさせてくれるなら何してもイイよ」
雀花の姉まで堕ちて、腐女子なのに男と関係しても構わないので今後も士郎カレーを食べようとした。
「し、士郎、いつの間にこんな技術を……」
このカレーがあれば世界が平和になって戦争も無くなり、国際社会や「あの」何一つ行動を起こさない、スーダンのダルフールでジェノサイドが起ころうがどうしようが「現在起こっているのはジェノサイド的事象であってジェノサイドではない」とか新しい政治用語まで作ってでも行動しない国連でも正義が行われるのではないか?と勘違いしてしまうぐらい、強烈な味と香りに惑わされる切嗣。
「し、士郎きゅんのカレーが……」
究極の受け技を持つ嶽間沢のオッサンも、既婚者でありながら「受け」がオッケーになった。
「「うがあああっ」」
やっぱり口からビーム吐いて巨大化して、大阪城とかポートタワー着込んで、あらぬことを叫びながら走るバゼット二人。今度は第一宇宙
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