34話「ロリへの愛は世界を救うか?E〜落ちてくる空〜」
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な。
土が熱や波長を誤魔化してくれるから、恐らく食の神からも見え辛いはずだ……たぶん」
ぶっちゃけ、ダンジョン世界のどこにいっても、死んだら遺体を食われて、高級食材をプレゼントしてくる奴の考えている事がわからん。『クッキングマスター』の名前の由来なんか酷すぎて、ゲロ吐くような酷い内容だ。幼い子供に聞かせられないし、白真珠が聞いたら――自殺するかもしれん。
「今頃……地上はどうなっているんでしょう?」
「……榴弾を撃った馬鹿達は、今頃食われているんだろうな……攻撃を当ててしまったし……」
この捕食が広範囲に及んでいなければ良いのだが……。
「あのお師様……お祖父様は無事だと思いますか……?」
「ブラドさんなら……たぶん、大丈夫だろう。ドナルド先輩はああ見えても強いんだ。下手な長射程武器が使えないダンジョン世界なら、幾らでもやりようがあるはず……ここから出たらブラドさんと合流するために、悪徳都市の方角へ戻ろ――」
ぐぅー。俺がモギュッと優しく抱きしめている可愛い銀髪ロリ娘。そのお腹から音がした。たくさん運動をしたが昼食を取ってない事実を今更ながら思い出す。白真珠は申し訳なさそうな顔で――
オ
「すいません……お腹すいちゃいました……」
飢えた女の子を放置しておけない俺は、魔法の鞄に右手を入れてゴソゴソッ。
黄金に輝くスイートバナナを出した。当然、食の神がくれる特別製だ。食べるだけで肉体と魂の両方を強化してくれる。白真珠なら俺より効き目があるだろう。
「このスイートバナナでも食っておけ。あ、このバナナは舐めて食べると美味しいぞ。唾液で溶けまくるからアイスの棒みたいに舐めるとイイぞ」
俺のアドバイス通り、白真珠はバナナの皮をめくって、その白い細長い物体をペロペロと舐め始めた。
「んっ……このバナナ凄く濃厚で……美味しいです……はぁんっ……これ何円くらいします……んぅ……」
「じゅ、十万円くらいの安物だが……うまいか……」
なぜだろう。小さい娘にエロい事をさせている気分になった。今だけ俺もバナナになりたい。
白い大きな棒を、白真珠が舌をまとわりつかせて、必死にペロペロしている様を見ると、扇情的でエロい。
「アイスみたいに冷たくないのに……甘くて……トロトロと溶けて……十万円の味……はぁ……すごい……」
ゴックンッ。バナナが溶けて溢れた白い液体を白真珠が飲んだ。俺はなんて酷い食べ物を出してしまったのだろう?この場に教育委員会の人がいたら、俺を警察に突き出すと思う。
地面の下、暗い車内で密着しながらバナナをペロペロとか、それなんてスイーツエロゲー。
「はぁ……美味しい……病みつきになる味です……」
「バナナが恨ましい」
「え?……はぁ……バナナ……お師様
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