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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
37市民革命前夜
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場の町ごと壊滅させる。
「サキュ子、天使はああ言っているが信用しない方が良いぞ、サッキュバスも不要になればすぐに消される、せめてお前だけでもカズマ様の子を残して生き残るのだ。頼んだぞ」
「え? どうしてですか?」
優秀で猜疑心も強く、天使を疑ってしまう族長補佐は、自分も長生きできないのを悟っていた。
それに比べ、能天気で相手の言葉を額面通り受け止めるアホの子は、逆に結構長生きできるのではないかと思えた。
「サッキュバスの巣に売り込みに来る商人たちも、数十人を一度に倒せる
石弓
(
ボウガン
)
を持って来たが、それ以上を持ってくると言った者は連絡が取れなくなった。下級天使に消されたのだろう。男手が無いサッキュバスには新しい武器を作る者もいないが、消される者もいなかった訳だ」
当然このような会話も、HAL9000先輩のように、赤い消火設備のようなランプから監視され、言った内容も仕草も唇の動きまで録画されてAIに報告された。
「そうなんですか?」
硝石を火薬にして、ライフルや大砲の基礎を作ったりすると、見聞きした人物まで消滅。サッキュバスは完成品にしか興味が無く、新作の試作品をテストして指を吹き飛ばすリスクを冒す気は無かったので助かっていた。
水車、風車までは許しても、もちろん蒸気機関の基礎でも作れば一族郎党遺伝的に死刑。
もう星ごと滅ぶような悲劇も兵器も必要ないので、どんな原理で動いているか分からない「魔法」で戦争したり治療していれば良く、天才も秀才も勤勉な若者も必要ない。
天候はコントロールされているので、大規模火山の噴火で夏が来ない年も無く、必要な分だけ作物を収穫し、後は食べて飲んで遊んでいれば済むので、快楽志向の物がいれば十分。
新規開拓傾向の塊のような冒険者も不要、未登頂の山を登りたがる登山者や、新大陸を発見する航海術や「世界の果てを見たい」と思う冒険心など以ての外。
生まれた土地で死に、街に働きに出る以上の移動も無く、馬車や竜以上の移動方法が開発されると下級天使が出動する。
竜が引いて運ぶ籠に、乗り心地のために滑空しても安定する翼を着けるのまでは許されても、グライダーに動力を着けたりすると、見物した人物も城塞ごと問答無用で滅ぶ。
人力で飛行するものが現れれば、どっかの重油と戦艦だけで戦争してる世界みたいに飛行機械を作成して飛ばすと人工衛星からレーザー攻撃されて落とされ、ガルビオンみたいなシグマバリヤーで地表を覆われて、オーガスな世界で飛行物体も150メートル以上飛べないよう管理されていた。
人間世界
招集された残りのロリ女王様八人が、魔族領にいる二人とテレビ電話で会議して、王族や貴族を滅ぼすために活動を始めた。
「皆さんごきげんよう、この機械を見れば分かるように、カズマ様や私たちは天使の守護を受
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