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リリなのinボクらの太陽サーガ
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ツッコミを入れる。

「あのなぁ、連れてきてくれたのは良いが、周りのことはちゃんと考えろよ?」

「でもさっきの波に巻き込まれた他のお客さん、なんかすっごく楽しんでたよ」

「順応力高ぇな、ここの奴ら。姉御みたいにサバイバル能力も高いんじゃねぇのか?」

「元々フェンサリル人は過酷な環境でも生き残れる身体になってるからね、ブレイダブリクが砂漠にあることを考えればわかるようにさ。戦争みたいな余程の事が無い限り、大抵は軽いイベントで済ませられるんだと思うよ」

「津波っぽいことされといて、軽いイベント扱いかよ……。いや、今までずっと荒事が日常茶飯事だったから、感性が少しアレな感じになってるんだろうな」

「今はともかく何年か経って世代が変われば多分、地球の人達と同じような感性になるんじゃないかな? ボクにはよくわからないけど」

「まぁ、戦争が人を変えるってのは昔からよく言われる。考えてみればアタシらPMCも、フェイト達管理局も、少し違うがジャンゴ達も全員戦争生活者(グリーンカラー)……主義主張、見方や言い方を変えてるだけで、武器を手に戦う者なのは同じだしな」

「あのねぇアギト。せっかく遊びに来ているのに、そういうシリアスな話題出されたら遊ぶ気が滅入るよ。だからここにいる間は難しい話題は禁止ね!」

「はいはい、確かに空気読まなかったアタシが悪ぅござんした。そんじゃ空気を読んでアタシは数十秒間、何も見ないことにするぞ」

ちょっと意味深なセリフを吐いてアギトは目と耳を閉じる。「ん?」と首を傾げたレヴィの背後から、二人分の影が伸びてきた。そして振り向いた彼女は、その意味に気付いた。

「レヴィ〜? ちょ〜っとだけ、頭冷やそうか?」

「こういう事するなら準備体操をしてからにしてほしいな、常識的にさ」

「あ、あはは……。その〜……テヘッ?」

「レヴィ!!!」

「わ〜ごめんなさ〜い!!!」

水が滴りながらプンスカ怒ってるサクラにレヴィは慌てて謝り、ジャンゴは「やれやれ」と肩をすくめた。

「大体何なの! この胸は一体何なの!? フェイトちゃんボディが影響してまた育ったの!? これ見よがしに見せつけてるの!? なんでマキナちゃん含めて私の周りにはおっきいのばっかりいるの!?」

「自分が育ってないからってボクに当たらないで!? 一応、肉体年齢は11歳なんだから、まだ先はあるって……アー!! ゴメンゴメン! 痛いから掴まないで! ってかポロリしちゃうから! やめっ……ヤメロォー!」

「公衆の面前でなんてことをしてるのさ……」

ジャンゴが思わず目元を抑える光景だったが、それは呆れたからではない。年頃の女の子二人がくんずほぐれつな事をしている……言い方はアレだがそんな恥ずかしい光景
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