リフレッシュ
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周りは特に気にしていなかったりする。むしろ来ていた方が訓練にある緊張感が混じるとのこと。実はユーリが興味本位でナンバーズ5番チンクと6番セインにコンビを組ませたところ、地面を泳ぐ能力と金属を爆発させる能力が化学反応を起こし、24時間四方八方屋内外問わず至近距離で爆破される可能性があるという、暗殺特化にも程があるとんでもない脅威を発揮したのだ。某欲望ドクター曰く、「私もドン引くぐらい相性が良すぎるから、今まであえて組ませなかったんだけど……これはこれで面白そうだから良いか」だそうな。
「ん〜確かにそうだよね。時間がある今の内に、柔道かCQCを学びにアウターヘブン社の訓練に参加しよっかな。……めっちゃくちゃ大変らしいけど」
「そこは仕方ねぇよ。身体に技術が染み込むまでやらなきゃ、咄嗟の反応が間に合わないかもしれないんだしさ」
ピンポ〜ン♪
「あれ? お客さんかな?」
ジャンゴが玄関の扉を開けると、水色の髪の少女が元気よく入ってきた。
「オイ〜ッス!! おっじゃましまぁ〜す!!」
「え、レヴィ? どうしたの急に?」
ミッドにいるはずのレヴィがいきなりやって来たことに、ジャンゴは当然驚く。髑髏事件で聖王教会元最強騎士を倒したことで彼女にもそこそこの注目が集まっていたのだが、基本的に自由奔放なレヴィにそんなことはお構いなしだったようだ。ただ、白を中心にしたフリル付きの物凄く可愛らしいワンピースを着ている辺り、注目を浴びても恥ずかしくない程度に多少のお洒落はしているらしい。
「ちょっとした用事ついでに、頼まれてた物を届けに来たんだよ。はいコレ」
そう言って笑顔でレヴィが手渡したのは、巨大な鉄の塊に持ち手が付き、先端にオリハルコン製の槍が内蔵されている武器だった。
「これは?」
「マザーベースで新開発したメイスに、受け取ったオリハルコン製の槍を組み込んだものだよ。その槍はパイルバンカーとして最適化されてるから、加工し直して他の形状にするよりもまたパイルバンカーの槍として再利用した方が良いんだって。あと、ボクには力学とかはよくわからないけど、パイルバンカーの反動はサイボーグなら耐えられても人間じゃあ耐えられないみたいだから、ユーリ達技術部がそれを何とかしようと頑張った結果、こんな風に組み込むことで対処したんだ」
「へぇ〜。今まで特に考えてなかったけど、パイルバンカーを使えるようにするだけで色々大変なんだね……」
「でも威力は折り紙付きだよ? 次元航行艦の装甲板10メートル相手に試験運用した時、貫通どころか粉砕しちゃったもん」
「そういやキャンプ・オメガでビーティーが使った時、次元航行艦を一撃で破壊してたっけ……」
「ちなみにボクの部下にケイオスって男の子がいるんだけど、彼はレンチ
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