リフレッシュ
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分を味わっていたのだ。もちろん最後のイモータル・デュマや黒き戦乙女・ネピリムの行方は気になるが、情勢を荒らしてでも探すってわけにはいかないし、クロノ達管理局もディアーチェ達アウターヘブン社もそれぞれ情報網を駆使して探しているため、とりあえずは組織に任せることにしたのだ。とはいえ何もしていない訳ではなく、専らフェンサリルの復興やアウターヘブン社の依頼に協力して、そこそこの路銀を稼いでいる。
ちなみにマキナが死んでも借金は帳消しにならなかったので、ジャンゴは髑髏事件解決でフェンサリルから受け取った報酬をディアーチェに支払い、フェイトは母プレシアの財産から支払うことで、取引を完了させた。いきなり暗黒ローンから請求が来た時は、どちらもかなり焦ったそうな。
「そういえば今まで時間が無かったからやってなかったけど、柔道覚えるんじゃなかったっけ?」
「それはそうなんだけど……私、マキナちゃんに教えてもらいたかったから、なんかやる気が出ないんだよね……」
「気持ちはわからなくもないよ。でも今後に備えて、時間があるうちに覚えておくべきだと思うよ?」
「ん〜……まぁ、確かに敵がいなくなったわけじゃないし、付け焼刃程度には覚えとこうかな。あ、ところでそもそも柔道できるの?」
「いや、ごめん。柔道は一度もやったことが無い。徒手空拳ならリタのお墨付きをもらってるけど……」
「ダメだよ、それじゃ。素人意見だけど、徒手空拳と柔道は力の使い方が全く違うらしいよ?」
「やっぱり? じゃあ僕では柔道を教えられないなぁ。どうしたものか……」
「あ、そうだ。アギトに訊いてみたらどうかな? 確かマキナちゃんからCQCを教わってたって、聞いたことがあるよ」
ピンポ〜ン♪
唐突に部屋のインターホンが鳴る。するとポストの穴が開き、そこからアギトが入ってきた。ノアトゥンから帰ってきた場合、彼女は合図として鳴らしてから入るようにしていた。
「ただいま〜」
「おかえり。今ちょうどアギトの話をしていた所なんだ」
「え、アタシの話? 急にどうしたんだ?」
この場に柔道を教えられる人がいないとジャンゴが説明すると、アギトは軽いため息をついた。
「まぁ、確かに姉御からCQCを学んだことは間違っちゃいねぇよ。けどアタシは姉御ほど使いこなせていない、要するに半人前なんだ。だから悪いけど、アタシも教えられそうにねぇなぁ……」
「そっかぁ。じゃあどうしよう……?」
「っていうか近接格闘術をちゃんと身に着けたいなら、アウターヘブン社の訓練に参加した方が良いんじゃね? あそこならCQCや柔道どころか、空手に中国拳法、テコンドー、カポエラー、ガンカタ等々と何でもやってるぞ」
ちなみにナンバーズが時々訓練に混じっているが、
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