暁 〜小説投稿サイト〜
リリなのinボクらの太陽サーガ
リフレッシュ
[17/17]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
言えるな」

「えぇ〜!? な、なんか急に皆が近い存在に感じるようになったよ!」

「ま、姉妹関係なら貴様は末っ子が妥当だな」

「ということは私がお姉ちゃんになるんですね! 今まで私が末っ子の立場だったから、新鮮な気分ですぅ!」

「ゆ、ユーリ!?」

「呼び捨てじゃなくて、お姉ちゃん、と呼んでください!」

「待って待って!? いきなり過ぎて何が何だか……っていうか今まで通りに名前で呼んじゃダメなの!?」

「ワガママはメッ、ですよ?」

「え、これワガママになるの? あ〜も〜、わかったってばぁ!」

「(ワクワク……!)」

「ゆ、ユーリ……お姉ちゃん……」

「(ぱぁ〜♪)……ィィ!」

まるで花が咲いたような笑みを浮かべるユーリにディアーチェが悶え、サクラはかぁーっと顔中が真っ赤になっていた。

「も、もう一回! もう一回お願いします!」

「ユーリ、お姉ちゃん……」

「もう一回!」

「ユーリお姉ちゃん!」

「もう一回!!」

「ユーリお姉ちゃん……ってくどいよ! もういいよね!?」

「じゃ、じゃああと一回だけお願いします!」

「……。……ユーリお姉ちゃん、妹の私のお願い、聞いてくれる?」

「……!! お姉ちゃんにまっかせなさ〜い!」

「(チョロい)」

「サクラ〜悪どい顔になってるよ〜」

ニヤリとした所をジャンゴに突っ込まれ、サクラは無言で顔を背けた。隣でディアーチェが乗せられやすいユーリの心配をするが、当の本人はお姉ちゃん呼ばわりにご満悦だった。エアホッケーを終えて戻ってきたレヴィとアギトがユーリ達の様子を興味津々に尋ねて、事情を知った彼女達は心から大笑いした。

ちょうど夕食の時間になったため、ゲームセンターを満喫したジャンゴ達は部屋に戻った。そして和室の中央にあるテーブルに、巨大な船盛りにされた魚の刺身などの贅沢な料理が並んでおり、誰もが空腹を刺激された。だが……、

「(なぜだろう……寒気がする。少し涼み過ぎたのか……? いや……何か小さな音が聞こえる? これは……)」

―――Pi……Pi……Pi……。

「ッ!!!! 皆伏せろぉ!!!!!!」

ジャンゴが叫んだ次の瞬間、部屋が爆炎に包まれた……。


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ