リフレッシュ
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りは王様や社長が決めることだからね〜」
「そういえばずっと気になってたんだけど、アウターヘブン社の社長ってどんな人なの? マキナちゃんが度々引き合いに出してたけど、私達は映像どころか顔写真すら見たことが無いから想像がつかないよ……」
とりあえず社長なんだから凄い、というイメージしかないサクラに、レヴィは「社長かぁ〜」と腕を組んでため息をついた。
「一言で言えば、凄いお爺ちゃんって感じかな。経営に関してはボクにはわからないから何とも言えないけど、実力なら2年前、マキナがCQCの訓練をしてた時に、ちょっと指導しただけで一気に上達させたところからある程度察せると思うよ」
「へぇ〜、マキナちゃんはCQCを社長からも教わったんだ。戦う社長! というキャッチセールスもなかなか面白いかもしれないや」
「まぁ、昔もだけど最近は特に忙しいみたいだから、そんなことしてる場合じゃないんだよね。だって近いうちに―――」
「そういうことはあまり口に出すものではないぞ、レヴィ。どこで誰が聞いてるか、わかったものではないからな」
そう言って部屋に入ってきたのはスーツ姿のディアーチェで、その後ろからユーリも遅れて入ってきた。ジャンゴ達は彼女達の到着を歓迎し、レヴィは「ゴメン」と素直に謝った。
「ふ〜、やっと落ち着ける……。全くどいつもこいつもエネルギーが無いエネルギー売ってくれと……こっちはエネルギーがゲシュタルト崩壊しかねんわ」
「た、大変そうだね……大丈夫なの?」
「大丈夫でないから策を練っておるのだ。このまま管理世界の資源困窮状態が続けば、近いうちに少ない資源の凄惨な奪い合いが発生する。PMCとして見れば市場が増える意味で喜ばしいことなのかもしれぬが……我は世界が荒れることなぞ望んでおらぬし、下手するとこっちにもターゲットが向きかねん。自給自足してもなお余る大量のエネルギーを生み出せる設備なぞ、管理世界の連中からすれば殺してでも奪い取りたいほど欲しいものだろうしなぁ……」
「私達はサバタさんに託された未来のために戦っています。未来で世界が破滅してしまうような事態を避けるために、銀河意思が本格介入してしまうボーダーラインを超えないように、最善を尽くしているんですよ。色々事業を広くしてるのも、その一環なんです」
「我、やり過ぎちゃったのかなぁ……。頭脳フル回転で発展させただけなのになぁ……。でもあの時やらなきゃ荒廃どころか滅んでた世界も数多あるしなぁ……」
「うわぁ、暗い目でぶつぶつ言うとか、めっちゃ疲れてる以上に病みかけじゃねぇか王様。マジで大丈夫なのかよ……」
あまりの疲労っぷりにアギトは思わず哀れんだ。何気にいくつもの世界が肩に圧し掛かっている彼女の姿に、支社長も大変だと皆が実感した。
「連中
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