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リリなのinボクらの太陽サーガ
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レヴィは管理局で言えば一等空尉辺りの階級を持っているのだと、サクラは目を丸くして驚いていた。

「PMCだから厳密には課長じゃないけど、大体それぐらいの権力を持ってるってことだよ。あ、それと髑髏事件で聖王教会元最強騎士を倒した功績が評価されて、来年昇格があるんだ。これからはボクもシュテルんみたいに次元世界各地を回って色々するんだと思うよ」

「へぇ! レヴィ、出世おめでとう!」

「ありがと。まぁ尤も、これは消滅しちゃったシュテルんの穴埋めって意味も残念ながらあったりするんだよね。本当ならフェンサリルでの任務が終わった後、王様はジャンゴさんが世紀末世界に帰る方法を探すために、シュテルん率いるエルザを貸す予定だったんだけど……こうなっちゃったからね。だからエルザは前の副艦長が艦長に繰り上がって、ボクはその空いた副艦長に収まるって感じになるのかな」

「ということは要するに、これから僕達はレヴィと一緒に行動することになるの?」

「そゆこと。もうしばらくしたら次元世界も落ち着くだろうから、その頃になったら連絡が来ると思うよ。多分だけど、ボクとほぼ同じタイミングでエルザに乗ることになるから、マキナの代わりと言っちゃなんだけど、頼りにされるように頑張るからよろしくね」

「こちらこそ、よろしく頼むよ」

レヴィがパーティの仲間になった意味で、ジャンゴは彼女と握手を交わした。強さで言えばジャンゴにも匹敵する実力を持つレヴィが同行してくれることは非常に心強く、現在どこに潜んでいるか全くもって不明の公爵デュマと突然戦うことになっても大丈夫だと思えた。なお、アギトはフェンサリルに残るようで、エルザに乗るジャンゴ達に同行はしないが、いつ帰ってきてもいいようにホームの維持管理はしてくれることになった。ちなみにレヴィの今の部下も契約更新で異動するから、上司がいなくなるなどの心配は必要ない。

「それで話を戻すけどさ、服なら前に王様が作ってたとアタシは記憶してるが、そこんところどうなんだ?」

「確かにファーヴニルとの決戦準備期間の時は作る余裕はあったんだけど、今の王様は支社長としての仕事で忙しいから、そんな時間が無いんだ。だから今、ボク達も服は普通に店で購入しているわけ」

「なるほど。確かに王様のおかげでマウクランのマザーベースはとんでもない発展を遂げたからな。地熱発電施設や外縁軌道の太陽光発電施設による、エネルギーの自給自足が半永久的に可能な環境の構築。それを用いた各管理外世界の産業と環境の再生、流通ラインの安定化、新設した太陽の果実生産プラントに、ゼータソルなどの生産工場……もう事業の範囲がそこらの大企業を軽く上回ってねぇか?」

「ここまで来ると、独立して子会社になっても問題なくやっていけそうだ」

「どうなんだろ? その辺
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