ガンダムW
1640話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
来る事が出来ないので、特に封鎖の必要もないんだが。
そんな訳で資材保管庫に入ると、そこには幾つものコンテナが、それこそ山となって大量に積み重ねられていた。
さすがにウィナー家。
資源衛星の類を大量に持っているだけの事はあるな。
鉱石とかのまま適当に放り出されている訳ではなく、こうしてコンテナに入れられて分類されているというのは、こっちとしても助かる。
ガンダニュウム合金を始めとして、それ以外にもMSを建造する際に必要なレアメタル、レアアースといった金属が多く準備されている。
ホワイトスターがあれば、レアメタルとかは幾らでも作れるので、それこそ『レア』メタルじゃなくなるんだが……そのホワイトスターとの間で連絡が取れない以上、レアメタルは本当の意味でレアメタルな訳だ。
幸いにも、俺達は連合軍に雇われているから、ある程度余分に入手する事は出来るんだが。
ともあれ、ここにある代物は全て貰っていくとしよう。
重ねられているコンテナや、分けられているコンテナに、次から次に触っていく。
そして触れたコンテナは空間倉庫に収納され、消えていく。
ものの数分で格納庫にあったコンテナは全てが空間倉庫に収納され、残っているのはがらんとした倉庫のみ。
「さっぱりしたな。……満足、満足」
にしても、W世界に来てからはこんな事ばかりやってる気がするな。
トールギスを始めとしてMSとかを盗んだり、デルマイユの屋敷に侵入したり。
そして今回はウィナー家。
まぁ、その辺りは俺が自分で判断してやってるんだから、特に文句はないが。
ともあれ、MS搬入路から誰かが入ってくるよりも前に、データの吸い取りが終わればいいんだが。
そう考えてコンピュータのある場所に戻ると、そこでは丁度タイミングよくハッキングツールが仕事を終えたところだった。
確認の為に吸い取ったデータを見てみると、そこに表示されているのは……
「うん? ……え? あれ?」
サンドロックの設計図は別にいい。
これは、あれば多少便利かな程度に思っていた代物だったが、それは無事に入手出来ていたのだから。
だが……肝心要のウイングゼロの設計図。
それが、何故か2種類あったのだ。
勿論ウイングゼロというのは、大まかに決まっていたのをそれぞれの科学者が自分流に改造したものだ。
そう考えれば、実際に原作で作られたウイングゼロは、ウイングゼロH教授開発バージョンと呼ぶべき代物だった。
だが……それでも、1人が2種類のバージョンを作る必要はないと思うんだが。
そんな思いから、設計図の詳細なデータに目を通す。
ます最初に目を通したのは、俺も知ってるウイングゼロ。……原作でカトルが乗っていたウイングゼロだ。
俺が求めていたのはこっ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ