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遊戯王GX〜鉄砲水の四方山話〜
ターン68 覇王達の戦い(後)
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して踏み潰す。ただ僕を手駒として覇王退治に行かせるだけでなく、その様子をこんなものまで仕掛けて窺ってたなんて、本っ当に油断も隙もない。

「これ以上ここにいるのは、たしかに危険そうだな。退散してから君の話は聞かせてもらう」
「十代は気絶したままか。まあいい、出でよ、鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴン!」

 その様子を遠巻きに見ていた2人が、用が済んだなら出ていくぞとばかりに脱出の準備に取り掛かる。サイバー・ダーク・ドラゴンの背に十代を背負って飛び乗る2人の例に倣い、僕もその後ろに座らせてもらうことにした。デュエルディスクに水が残っていないせいで、僕のデッキの精霊に頼むこともできそうにないからだ。
 漆黒の金属製の羽根を広げ、鎧黒竜が空を駆ける。何度か眼下の戦闘の流れ弾が飛んできたが、その全てを危なげなく躱したのちに僕らは外の闇の中に消えていった。
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