陽だまりのダークナイト
ツェペシュ側×陽だまりのなか
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モリーに問う。
「よう総司。お前がここに来るとは聞いてたが今日だったとはね」
「お久しぶりです一真さん。姫、この子が例の『騎士』ですね」
「ええ、名前は・・・・無いようだけど」
「被験者としての仮名はあったそうだが、今それを名乗る訳にはいかないんだとよ。それより坊主、ちょっとコイツに向かって試してみないか」
リアス・グレモリーの言う通り僕に名前がないし、被験者としての仮名があったけどそれを名乗る事もない。その名は捨てたし僕はもうアイツらの実験体じゃないが、織斑社長が言うように僕は一振りの剣を構える。オーラの質から織斑社長より下だけど実力を持つ人物、僕と悪魔の男性の間に入って見守っていた。
「いきなり一真さんからの指名が入りましたけど、試したい事と言うのはこの事だったのですね」
「まあな。剣を創れると言う事は神器所有者だと気付いたし、剣の構えは俺が基礎の基礎を教えただけ」
「なるほど。確かに構え方は下の下ですが、私を一瞬で実力を朧気ながらに把握できるのは剣術に関する才能を感じます」
織斑社長が笑いながら話している時も僕に一歩一歩距離を縮めて来るが、笑みはそのままとなって相手の出方が分からない状況となる。構えは教えてもらったけど、正直言って道場に通った事もないから自ら飛び出す格好となってしまう。
僕は剣を振るうが、相手の足払いを食らい体勢を崩す結果。空振りとなった剣は手から飛んで行ったが、織斑社長の手にあったから天井に刺さる事を想定してたのだろうな。
「ふむ。構えまでは良かったがやはりか」
「素人にしては素質がありますし、私が貴方を今日から鍛える事にしましょうか。私の名は沖田総司と言って一真さんの弟子ですが」
「俺は基本的に忙しい身だしな。ここに居るより総司に鍛えてもらった方がマシになると思うぞ坊主。と言う事で話は決まったがリアス、コイツはここに居させるよりも別の場所で鍛錬させた方が良いと言っておく」
「ここも良い鍛錬場所もありますが、静かな場所で精神から鍛えた方が良いでしょう。『騎士』であるなら尚更ですが、剣の腕も磨くついでに心も強くしないといけませんから。姫、しばらく私に貸して下さいませんか?」
まさか織斑社長の弟子だと知らずに剣を振ってしまい、床に倒れ込んだ僕を見下ろしながら言ってた気がした。織斑社長と男性の言ってる意味は何となく分かった気がしたけど、ここよりも良い場所があるのか?僕を鍛える?
リアス・グレモリーはしばし困惑気味だったが、二人の男性からの指示を聞くような顔をして許可を出した。こうして僕は織斑社長の弟子で、僕の師匠と言える沖田総司に出会った。
「一真さん、鍛錬場所は何処にしますか?」
「うーんそうだな。なるべく『はぐれ悪魔』が寄らない場
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