第一話 徹底的な正義
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を鎖で締め上げて木っ端微塵にしてやりたいが、そこまでのパワーは俺には無い」
そう言って帝は鎌を零司の心臓向かって降り下ろした。
「俺にはもう一本腕が有るんだぜ!?」
そう言って、拘束されていない左腕で帝の腹を殴った。
信じられない速度だった。零司が拳を握った、と思った直後、拳は帝の腹部を抉っていた。
これには堪らず帝は、胃液を吐き出し鎖鎌を手放して距離を取った。
「ゲホッゲホッ、やはり、その圧倒的なパワーとスピード???野放しにしておく訳にはいかんな」
「てめえになら遠慮はしなくても大丈夫だな!?安心しろ殺しはしない」
「ナメるな」
帝はそう言い放ち、マントから槍を取り出して、零司に投擲した。
零司は咄嗟に、両腕を体の前で交差させた、腕に槍が刺さったが体に槍が刺さることは防いだ。
「ジャベリン???投擲に優れた槍だ」
帝はまたもマントから武器を取り出した。
零司は腕に刺さった槍を抜き、攻撃に備える。
帝はナイフを持っていた、そのナイフの刃をこちらに向けて何かのピンを抜いた。
その瞬間、空を切る音がしたのも束の間、肉を抉る音が聞こえた。
「クッ???クソッ、ナイフを飛ばしてきやがった??!?」
零司の左胸にはナイフが深く刺さっていた。幸い、肺には当たっていなかった。
「油断したな?スペツナズナイフだよ???次は心臓に当てる???」
そう言って帝は再度ナイフを構えた。
零司は思った。このまま戦って居るとマズい、一旦引かねば!と、だが帝はそう易々と逃がしてはくれないだろう。
だが、零司には何かを考えている余裕は無かった。
そこで零司はある賭けに出た。
「うおぉぉぉぉぉぉ!」
雄叫びを上げて、帝に近づく、帝は行きなりの行動に動揺して反応が遅れた、零司は帝を通り過ぎ、女性の制服を掴んで近くに有った窓を割り、逃走した。
「ふぅ、あいつも動揺するんだな???賭けには勝ったな????」
二階から飛び降り、着地その後女性に目を向けた。
ーTo be continuedー
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