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Eipic26-B聖王のゆりかご攻略戦〜Prologue for Episode X〜
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†††Sideなのは†††

「シスター・プラダマンテ、騎士キュンナ。駆動炉の停止の方、お願いします」

聖王教会騎士団から、精鋭部隊の銀薔薇騎士隊ズィルバーン・ローゼの隊長で、最強の剣騎士シュベーアト・パラディンのシスター・プラダマンテと、黄菊騎士隊ゲルブ・クリュザンテーメの隊長で、鎌騎士のA級1位の騎士キュンナ・フリーディッヒローゼンバッハの2名が、ゆりかご攻略戦に参加してくれることになった。

「ええ。教会騎士団の代表として、しっかりとゆりかごの心臓を止めましょう。キュンナ、サポートを」

「了解です、シスター」

ルシル君がフォルセティと一緒にイロウエルでどこかで投げ飛ばされた後、ゆりかごの外壁を破壊して無理やり開けた突入口に降り立ったところで、シスターや騎士キュンナと合流した。お2人が駆動炉の停止を買って出てくれたことで、私とフェイトちゃんは正直助かった。本来、駆動炉の対処はルシル君の役割だったけど、フォルセティがゆりかごの外に居たことで出来なくなっちゃったから。

「武装隊の皆さんも、コントロールルームの確認をよろしくお願いします」

ゆりかごは広大で、全てのフロアを見て回るだけの余裕はない。それに私とフェイトちゃんは艦内で唯一、生命反応のある玉座の間を目指さないといけない。反応は2つあることから、1つはヴィヴィオ、もう1つはプライソンで間違いない。

「でもコントロールルームに誰も居ないことが気になるね」

「うん。てっきりプライソンが待ち構えているんだと思っていたけど・・・」

シスター達や武装隊と別れて、私とフェイトちゃんはAMFに満ちる通路を飛行魔法で翔け抜け、ヴィヴィオ達の居る玉座の間をひたすら目指した。シャルちゃんからユーノ君伝手に届けられたゆりかご内部のマップ通りに進みつつ・・・

「アレは・・・!」

「情報にあった多脚兵器!」

通路の奥からガシャガシャと音を立てて歩いて来るのは、鎌のような両腕を備え付けてる多脚兵器。確かあの機体には飛行機能もあるって話だったけど、どれもこれも歩いてる機体ばかり。しかも私とフェイトちゃんには目もくれない。飛んでるからって理由なら、随分とお粗末な防衛戦力だ。

「なのは。ひょっとしてコントロールルームか駆動炉へ向かうんじゃ・・・」

「かも。シスター達の実力は信用してるけど・・・。数が数だしね」

50機近い戦力を見逃すことも出来ない。私とフェイトちゃんは頷き合って、私はエクセリオンモードの“レイジングハートを”、フェイトちゃんは大鎌形態アサルトフォームの“バルディッシュを構えて攻撃態勢に入った。

「ハーケンセイバー!」

「エクセリオンバスター!」

フェイトちゃんの放った三日月状の魔力刃は兵器群をバラバラに斬り裂いて
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