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転生とらぶる
ガンダムW
1638話
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を出す前にきちんとこの宙域を連合軍の部隊で包囲しておけば良かったのだから。
 ……そんな事をした場合、間違いなくMDによって大きな被害を受けていただろうが。
 連合軍の部隊でMDに勝てるかどうかと言えば、答えは難しいのだから。
 勿論バルジから脱出して、連合軍に捕らえられた者達が所持していたMDからある程度の情報は得る事が出来ただろうし、それを解析すれば将来的に連合軍でもMDを運用出来るようになる可能性はあるが……それがあっても、暫く後の話だろう。

「とにかくだ。もう俺達がここでやるべき事は全てやった。後は、連合軍の軍人に任せて置けばいいだろ」

 MSは10機しか連れてきていないが、連合軍の軍人はそれなりに多くやって来ている。
 その理由は、当然のようにこのX-18999コロニーを占領した時の人手だ。
 コロニーの占拠に関しては、そいつらに任せておけばいいだろう。
 にしても……出来れば、マリーメイアはここで確保しておきたかった。
 マリーメイアさえいなければ、将来的なバートン財団の旗頭は消える。
 同様に、トレーズに対する交渉条件にもなるだろう。
 ……宇宙にいるだろうレディ・アンが、今の状況でマリーメイアの存在を知れば、どうなるのかは分からないが。
 原作のレディ・アンなら、トレーズがもう死んでいたという事もあって、マリーメイアを保護したり大事に思ったりしたが、今はトレーズがまだ生きてるしな。
 レディ・アンがトレーズをどう思っているのか……具体的には心酔しているだけなのか、それとも男としてのトレーズにも興味があるかで、色々と違ってくるのは間違いない。
 もしトレーズを男として見ているのであれば、マリーメイアの存在は許せない……と思っても仕方がなかった。
 ともあれ、レディ・アンのような存在がどう反応するのかというのは、ちょっと予想出来ないのも事実だ。
 その辺は、連合軍の情報部とかそっち関係に頑張って貰うしかないか。
 マリーメイアは、確保出来ればそれでいいが。
 ……子供を殺したりってのは、あまり好きじゃないんだけどな。
 勿論俺の手は血に塗れているし、その血の中には子供の血だって混ざっているだろう。
 だが、それを分かっていても、子供をどうこうというのは、あまりしたくない。
 ラピスや霞といった面子を知ってるからこその反応だろうが。
 まぁ、霞も何気に大きくなってきて、今は思春期とかに入ってるらしいが。
 ともあれ、既にバートン財団の本拠地にデキム達がいない以上、俺達がやるべき事は既にない。

「行くぞ」
「あいよ」

 デュオが短く言葉を返し、議事堂を出る。
 するとそこには、シェンロンガンダムの姿があり……特に戦闘らしい戦闘が起きた様子はない。

「五飛、敵は?」
『見ての
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