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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
お姉ちゃん!?
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スさん。コスモスさんたちの負っているケガは、その際のものらしい。そんな中、ウェンディが恐る恐る手を上げ質問をぶつける。

「餓狼騎士団の隊長さんはどうしたんですか?」
「・・・」

この場に唯一来ていない餓狼騎士団の・・・カマさんだっけ?いや、カマ使いのカマって名前、おかしくない?ミラさんが笑顔で言ってたから信じてたけど、ウソ付かれような気がするな。

「彼は陛下を守るために重症を負った。今も意識が戻っていない」

詳しく聞いてみると、襲撃の際に国王の目の前まで敵の潜入を許してしまい、トドメを刺されかねない状況だったらしい。それを守ったのが隊長さんで、彼が身を呈して守り、敵は撤退を余儀なくされたということだった。

「そんなに強い奴なのか?」
「実力についてはよくわかっていない。だが、まるでこちらの兵の配置がわかっているかのような奇襲を受けた」

王宮の情報が駄々漏れだった?そんなことがあり得るのか?スパイがいたなんて考えられるのかな?でも王国兵はたくさんいるし・・・

「それはいつ頃の話なのだ?」
「二月ほど前だな」

カグラさんの質問に淡々と答える。だがそれを聞いて数人が眉間にシワを寄せた。

「ずいぶんと前だな」
「なぜ今のタイミングで俺たちを召集したんだ?」

襲撃を受けてすぐに呼ばれたならわかるけど、これほど期間を置いているのには何か意図があるのか?ただ単に忘れていたとは思えないし・・・

「一度追い返したことで安心していたのだが、奴等はかなり戦力の補強をしたらしい。それで近々陛下の命を狙うとの噂を聞いたので、魔導士諸君に協力を要請したのだ」

最初に攻めてきた時はそこまで大きな組織ではなかったらしいのだが、徐々に力を付けてきたらしく、いつ襲撃してきてもおかしくないらしい。

「でもなんで王様の命を狙ってるんですか?」

しかし、ここで俺の感じた疑問をぶつけてみる。王様は人柄もいいし国のために色々やっているような気がするけど、なぜ命を狙われなければならないのか?

「恐らく、以前のエクリプス計画が漏れたんだろうな」
「ゼレフ書の魔法を王国が使っていたとなれば、当然反乱を起こそうと思うやつもいるだろうな」

一夜さんとグラシアンさんが大魔闘演武の際に問題になったエクリプスのことを話題に出す。そういえばあれって法律にも抵触してるって話だったよな?評議院が隠してくれてたって話だったけど、城の兵の配置がバレていたのなら、その情報が漏れることだってありえなくはないのか。

「でも王様が殺されたら国が傾いちゃうよ!!」
「うん!!そんなこと許されないよ!!」

シェリアとウェンディの言う通り、王宮制度が定められているフィオーレで暗殺計画なんかが実行され、王様が殺されちゃったら国
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