90部分:動きはじめた時その一
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さん並ね」
ジャンヌもティナも思わず賞賛の声をあげた。
「であの人何人抜き?」
「これで三十人抜きぐらいかなあ」
「三十人抜きつったら・・・・・・」
「ダルシンさんやミランダと同じじゃなにの!?」
二人もこれには驚いた。
「うん、あれだけの腕の持ち主なんて滅多にいないよ。誰なんだろ」
男は闘技場を後にした。暫く三人は茶店で菓子と茶を手に闘技場から戻って来たティニー達とその男について話していたが不意に後ろから声がした。
「ねえねえ皆」
「ん?」
声の主はディジーだった。何か口元が笑っている。
「あらっ、どうしたの?」
「紹介したい人がいるんだけど」
「誰?」
「この人。出て来て」
のそっとした感じで出て来た。それはさっきの黒髪の男だった。
「あ〜〜〜っ、あんた・・・・・・!?」
ジャンヌ達が男の顔を見て一斉に叫んだ。
「あんたって・・・・・・俺!?」
男はキョトンとして自分を指差す。
「そそそう!」
男は首を傾げてディジーに聞いた。
「ディジー、この人達何か俺の事知っているみたいだけれど」
「何か悪い事でもしたんじゃないの?」
ディジーは男を見上げてクスッと笑った。
「まさか」
「どうかしら。まあいいわ、紹介するわね」
ディジーは改まって男に手を向けた。
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